レーサーの事故・危険性

レーサーは、最も危険な職業の一つ

「危険性の高い職業とは?」と問われると、カーレーサーは、多くの人が思い浮かべる職業の一つでしょう。

現実に、生命保険によっては、カーレーサーは危険すぎるとして加入できなかったり、保険金額に制限が設けられていたりします。

しかし、10年以上昔に比べると、カーレーサーの危険度はずいぶん低くなっています。

規定によって、車両の安全性が高まっていますし、多くのコースも事故の起きにくい設定になってきています。

最高峰のレースであるF1を見ても、1994年のアイルトン・セナの事故死以後、2015年6月現在までF1ドライバーがレース中の事故で死亡した例はありません。

危険な職業というイメージが強いので、いろんな面で、細心の注意が払われています。

世界で一年に数件は死亡事故が起きている

しかし、だからといって、レーサーが安全な職業かといえば、やはりそうではありません。

時速200キロ、300キロの世界ですから、レースはもちろん、練習でも事故が起きていますし、事故が起きれば、死亡したり、重傷を負う確率が高いです。

たとえば、2012年10月、鈴鹿サーキットで行われたスーパー耐久シリーズ第5戦に参戦していたOSAMUは、他車がまいたオイルでコントロールを失い、防護タイヤに激突。脳挫傷で亡くなりました。

女性のオートレーサーだった坂井宏朱は、2012年1月、船橋オートレース場でのレース終了後、走行練習に参加したとき、第一コーナーでバランスを崩しました。

バイクから放り投げられて滑走、コーナー脇にあった観客防護用のフェンスに激突すると、不運にも、自らのバイクも滑走してきて激突しました。頭蓋骨骨折や全身打撲で、ほぼ即死状態でした。

このほか、他車の事故に巻き込まれたり、思いもよらぬアクシデントに遭遇したり、予期せぬ事故も起きています。

まさに、事故が起きる要因はさまざまですが、レーサーである以上、普段から事故防止のための対策を高めておくことが大切です。

ドライビングスキルの向上を図るのはもちろん、肉体のメンテナンスにメンタルを安定させるトレーニングを継続し、自分が事故原因になることは絶対に避けなければなりません。