F1ドライバーの仕事内容、なるには、資格、給料、求人

F1ドライバーの仕事内容

観客を魅了するスピードスター

F1ドライバーとは、世界でも20人しか決勝を走ることが許されていない特別な職業です。

このF1の由来は、FomularOne(フォーミュラーワン)からきています。

国際自動車連盟(FIA)が開催する世界屈指の自動車レースで走ることが許されているのが、カーレーサーの中でもF1ドライバーと呼ばれている職業です。

レース中に起こるスピンや接触事故などにより、時には死と隣り合わせの展開も多い危険な職業でもあります。

危険と隣り合わせの職業だからこそ、観戦しているファンも熱狂の渦に包まれ、多くのスポンサーにも支援されている業界です。

主に海外のF1ドライバーの活躍を目にする機会が多いですが、日本でも小林可夢偉選手のように、実力が認められてF1ドライバーになる方もいます。

F1ドライバーになるには

実力がものをいう世界

F1ドライバーになるには、大前提として自動車の運転免許が必要となります。

また、各レースに出場する際には専用のライセンスを保有している必要があり、国内では国内Bライセンス・国内Aライセンス、海外では国際Cライセンス・国際Bライセンス・国際Aライセンスとランク付けされています。

F1ドライバーとして活躍するためには、最上位である国際Aライセンスを保有している人の中でも、50人ほどしか認められていないスーパーライセンスを保有していることが条件となっています。

実力でランクを上げていく以外に方法ありません。

F1ドライバーの資格・試験の難易度

幼少期からの英才教育組でも狭き門

F1ドライバーは誰しもがレーシングカートから始まります。

幼少期より英才教育を受けてきた天才と呼ばれる人でも、世界的に見るとテストドライバー止まりということも珍しくありません。

必要な資格としては、自動車の運転が許されている自動車免許を保有していることが求められますが、それ以外には前述したスーパーライセンスの所持が条件となっています。

このスーパーライセンスの付与条件として、国際Aライセンスの取得はもちろんですが、ポイント制度をもとに3年間で40ポイント以上獲得していることも条件となっています。

F1ドライバーの給料・年収

体を張る職業なだけに破格の高収入

世界で20人しかなることができないF1ドライバーなだけに、その収入は世界的に見ても驚くほどの報酬を得ています。

平均値では約3億円にのぼり、現状の年俸ランキングトップを走っているF1ドライバーに関しては、推定50億円を超える年収となっています。

しかし、この数字は選ばれたF1ドライバーの中でも一握りのドライバーだけであり、19位20位のF1ドライバーの場合、年収が1,000万円前後と推測されています。

もっとも日本人F1ドライバーで高収入を得ていたとされる佐藤琢磨選手の場合には、最盛期の年収は推定9億円という輝かしい実績を残しています。

歴代最高のF1ドライバーとも名高いミハエル・シューマッハ選手の場合、最盛期の年収は推定200億円を超えていたとも言われています。

夢のある職業ではありますが、現実的に1,000万円以上の所得を得ようと思うと、F1ドライバーでもトップクラスなるほどの実力がないと難しいのが現状です。

F1ドライバーの現状と将来性・今後の見通し

スタートダッシュが鍵をにぎる

世界的に見てもF1ドライバーとして前線で活躍されている方は10代や20代前半の方が占めています。

いかに幼少期からカーレーサーとしての腕を磨き、実績を積み上げていけるかが勝敗を決します。

しかし、佐藤琢磨選手のように、高校時代には自転車競技を行っていたにも関わらず、夢を諦めきれず転身し、見事に活躍されるF1ドライバーがいることも事実です。

才能も求められる世界ですが、夢に踏み込んでいく勇気と努力も大切です。