プロレスラーの役割

プロレスは戦後復興の活力源だった

プロレスは、戦後、2度の大ブームがありました。

1950年代後半、テレビが全国に普及し始めた頃、当時の国民は、力道山や木村政彦ら日本人プロレスラーの戦いぶりに熱狂しました。

街頭テレビは、黒山の人だかりとなり、力道山や木村政彦が、アメリカから来日したシャープ兄弟やルー・テーズと戦う姿に声援を送りました。

当時はまだ戦後の復興期で、太平洋戦争の記憶も生々しい時代です。外国人を相手に堂々と戦う力道山や木村政彦は、復興のシンボルであり、明日への活力源でした。

スポーツでいえば、大相撲やプロ野球とともに、プロレスも、当時の日本人を元気にする役割を果たしていました。

プロレスには見る人を元気にする力がある

プロレスは、格闘技です。格闘技で相手と戦うには、熱い気持ちが必要です。

プロレスラーの熱い気持ちは、見る人にも伝わります。見る人の心も熱くなれば、その人を動かす活力となります。見る人が手に汗握り、「よし、オレもがんばるぞ」と思わせる力が、プロレスにはあります。

プロレスラーの大きな役割は、熱い戦いを通じて見る人々に活力を与え、元気にすることです。

高度経済成長時代にも活力源だった

2度目の大ブームは、1970年代でした。

ジャイアント馬場とアントニオ猪木が中心となり、全国各地で熱戦を繰り広げました。その模様はテレビを通じて全国に放映され、高い視聴率を上げていました。

時は、ちょうど高度経済成長の真っ最中。プロレスで心を熱くした多くの人々も、日本の経済成長を支えていたのです。

高齢化の進む日本に活力を与える

現在、高齢化の進む日本は、戦後の復興期や高度成長時代に比べると活気が失われています。

だからこそ、プロレスラーが熱い心とアイデアで、見る人の心を熱くすることが必要です。

見る人を元気にし、国全体に活気をもたらすことが、人気スポーツの一つとしてプロレスにも求められています。