プログラマーは激務?

勤務先によって状況は異なる

10年ほど前であれば、「プログラマーは激務」ということは言わずと知れていた事実です。

その背景には、ITバブルという言葉が示す通り、ITに関しては日本が不況で喘ぐなかでも多くの仕事が存在したため、技術者であるプログラマーの負荷が高くなってしまったことがあります。

しかし、あまりに厳しい労働環境による過労死が社会的な問題となり、今ではしっかりとした企業であれば労働基準法に基づいて業務を遂行するため、昔ほど激務ではなくなっているのが現状です。

とはいえ、現在でもいわゆる「ブラック企業」と呼ばれる労働基準法を無視した職場も、事実として存在します。

こうしたことから、「プログラマーは激務か?」と問われたとき、基本的には昔ほどではないものの、一部では、まだまだ激務なところもあるというのが実情です。

業界によっても忙しさは違う

ひとくちにプログラマーといっても、どの業種に就くかによって、業務量の差が出てきます。

基本的には納期前はどの業種も激務になる傾向が強いですが、とくに開発スパンが短い案件に携わっていると、慢性的に忙しい状況になってしまいます。

たとえば開発スパンが短いところでは、1ヵ月ペースで納期が迫ることがあります。

逆に、長いスパンの開発の場合は、忙しさには波が生じます。要は、仕様が決まるまでは「待ち」の状態になるため、比較的落ち着いた時間になります。

しかし、ひとたび仕様が確定してプログラマーまで工程が下りてくると、そこからの仕事の進め方は一気に変わり、激務になることもあります。

覚悟しておいたほうがよいのは、プログラムの設計段階でスケジュールに遅れが生じることが多く、スケジュール調整のしわ寄せが、後に控えるプログラマーにくることもしばしばあるということです。

常に忙しいわけではないですが、その波の激しさに耐えられないと思う人もいるようです。

時代は変化してきている

先にも書きましたが、プログラマーの仕事が大変だといっても、勤務形態や労働環境は昔ほど悪いということはありません。

10年前であれば残業は青天井で、月300時間労働といったこともありましたが、今ではそうしたことは禁止されており、かつてのような激務を体験することはほぼなくなっています。

とはいっても、仕事の性質柄、どうしても負荷がかかってしまうときは現実としてあります。この負荷の高さは他の業種と比べても、なかなかのものです。

「毎日定時で帰宅したい」「突発的なアクシデントにはあまり対応したくない」という人には、プログラマーはあまり向いていない仕事といえるでしょう。

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