プロダクトデザイナーとインダストリアルデザイナーの違い

プロダクトデザイナーとは

そもそも「デザイン」とはどういう意味かというと、設計、形態、意匠およびその計画をあらわします。

デザイナーがデザインする対象としては、衣服、印刷物、工業製品、建築などがあります。

デザイン対象が平面か、立体かという区別に着目した場合、「グラフィックデザイン」に対応して「プロダクトデザイン」ということがあります。

「グラフィック」とは印刷物などの平面、「プロダクト」とは立体物、製品を意味します。

グラフィックデザイナーの仕事

ただし印刷物など平面の製品もありますから、プロダクトデザイナーがグラフィックデザイナーと同じ作業をすることも場合によってはあります。

またファッションや時計や眼鏡などの装飾品あるいは建築物といった「製品」をデザインすることもあります。

「ファインアート(純粋芸術)」に対応する「応用芸術」つまりデザインを含む工芸品に至るまで、市場に出回る「製品」を幅広くデザインする人のことをプロダクトデザイナーといいます。

インダストリアルデザイナーとは

インダストリアルデザインとは機械製品のデザインをあらわします。機械製品とは自動車、飛行機、家電製品、業務用機器、医療機器などです。

インダストリアルデザイナーとは一般には機械製品のみをデザインする機械工業デザイナーのことであり、グラフィックデザインやインテリアデザインなどは行いません。

機械製品の設計をメインにデザインする場合は、さらに専門的にメカニカルデザイナー(機械設計技術者)ということもあります。

インダストリアルデザイナーは機械製品の商品価値を高めることが至上の目的であり、工業的な美しさはもちろんユーザビリティ(使いやすさ)を考慮したデザインが求められます。

プロダクトデザイナーとインダストリアルデザイナーの違い

プロダクトデザイナーとインダストリアルデザイナー(機械工業デザイナー)は共通する部分もありますが、まったく同じというわけではありません。

もちろんプロダクトデザイナーは機械製品もデザインしますが、ほかにも家具、バッグやシューズ、スポーツ用品、パッケージなど身近な生活用品を扱うことも多いのです。

プロダクトデザイナーの幅は広く、対象が多種多様なため、まずはなにをデザインしたいのか、目標を定める必要があるかもしれません。

機械製品をデザインしたいのであればインダストリアルデザイナーに的をしぼり、設計をメインに行いたいのであればさらに専門的なメカニカルデザイナーの分野に進むといいでしょう。

機械製品以外、あるいは機械製品を含めて幅広くデザインしたい場合はプロダクトデザイナーということになります。

またプロダクトデザイナーはインダストリアルデザイナーを含む言い方であるため、プロダクトデザイナー(インダストリアルデザイナー)などの表記でくくられることもあります。