女性のプロダクトデザイナー

プロダクトデザイナーの男女比

プロダクトデザイナーとして活躍する人の男女比は、おおむね7:3ぐらいではないかという話があります。

もちろん、装身具や文房具などの「パーソナル用品」、美容・健康グッズや雑貨、キッチン用品などの「生活用品」など、どちらかというと女性デザイナーのほうが目立つ印象を受ける分野もあります。

ひとくちにプロダクトデザインといっても、身の回りの小さなものから、業務用機器、医療機器、趣味・スポーツ・音響機器、移動機器・設備など多岐にわたります。

また、家具や住宅設備など、家具デザイナー、照明デザイナー、インテリアデザイナー、建築家の仕事と重なる分野も含みます。

女性デザイナーの人数は増加傾向にあり、分野によっては女性が半数近くを占めるということもあるかもしれません。

海外の女性プロダクトデザイナー

そんななか活躍がめざましいと注目を集めている、海外の女性プロダクトデザイナーがいます。

スペイン出身のパトリシア・ウルキオラ、デンマーク出身のルイーズ・キャンベル、スロベニア出身のニカ・ズパンクです。

とくにニカ・ズパンクはフランフランとコラボレートしたデザイナーズ家具が評判になりました。

ほかにも美しいデザインは多数ありますので、プロダクトデザイン関連のサイトをご参照ください。

日本の女性プロダクトデザイナー

デザインにはさまざまなものがありますが、日本人が好むデザインには独特の傾向があるといえるでしょう。

そんな思いやりのこもったデザインをかたちにするのは、日本の女性プロダクトデザイナーの共通した特徴かもしれません。

日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」の審査員・柴田文江、廣田尚子、橋田規子、あるいは多摩美術大学の教授・大橋由三子、同じく非常勤講師・磯野梨影(いその・りえ)などが代表的でしょう。

そのほか、竹原あき子、桜田秀美、水ともこ、島田あこ、菰田和世(こもだ・かずよ)、阿部雅世、片山典子、松岡恭子、安積朋子、塚本カナエ、左右田智美(さゆうだ・ともみ)などが活躍しています。

またデザインユニットとしては、THINGS(安島諭&本田智子)、伊藤節&伊藤志信、金山元太&金山千恵、trojka(丹呉由紀子&鶴丸祐子)などが挙げられます。

女性ならではの活躍

日本を代表する女性プロダクトデザイナーのひとりである柴田文江の活躍に着目してみましょう。

1990年に武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科を卒業し、東芝のインハウスデザイナーとして4年ほど勤めたあと独立します。また2014年には武蔵野美術大学の教授に就任しています。

グッドデザイン賞などを多数受賞していますが、代表作といわれるのはオムロンの電子体温計、無印良品のソファー、象印マホービンのコーヒーメーカーや炊飯器などです。

とくに家電や家具、日用品などの生活に密着した分野において女性は活躍しやすく、優れたデザインを発揮する機会が多いようです。

仕事と家庭の両立は非常に大変ですから、自分自身の生活がおろそかになってしまう女性プロダクトデザイナーも少なくありません。

しかし生活そのものがアイデアの宝庫になります。

家庭を持つ女性だからこそデザインできるものもあることでしょう。