ピアニストのやりがい

納得のいく演奏ができたとき

ピアニストはとてもクリエイティブな職業です。楽譜に従い、間違えないように弾けるだけではピアニストにはなれません。

もちろん、暗譜するくらいに楽譜をしっかり読み込み、ミスせず弾けるように練習することは基本中の基本です。そのうえで、演奏の練習と並行して、楽曲を解釈する作業も必要になります。

作曲家がどのような意図でその曲を作ったのか、いろいろ調べることにより、曲の表現方法が理解できるようになります。

作曲家が誰かに依頼されて作ったのか、あるいは自分の想いを伝えるために作ったのか、どんな場所で作り、時代背景はどうだったのか、深く掘り下げて曲のイメージをふくらませていくピアニストもいます。

このように時間をかけてひとつの曲を仕上げ、自分なりの表現で演奏できたとき、ピアニストは大きな喜びを感じます。

人の心を動かす

人に感動を与えられる仕事は、それほど多くはありません。ピアニストは、人の心に安らぎや喜び、感動を与えられる貴重な仕事です。

たとえば、プロのピアニストは、ソロコンサートで曲を弾き終わったあと、観客から送られてくる拍手を聞き、感動した人たちの表情を見ると、非常にやりがいを感じるそうです。

また、結婚式やラウンジなどで演奏するピアニストは、プレイヤーとして主役ではありませんが、人々の心を和ませることができます。

ピアノの生演奏により、その会場の雰囲気がとてもよくなり、居合わせた人々の顔がやさしくなります。演奏後には、感謝の言葉をかけられることもあり、とてもやりがいを感じられる仕事です。

社会貢献ができる

音楽には人を癒す効果があります。その力を最大限に発揮して、ピアニストも社会貢献ができます。

たとえば、東日本大震災の後に、被災した方々を支援するための復興チャリティーコンサートが開かれ、多くのピアニストたちが活躍しました。

また、病院内や老人ホームなどでもコンサートが行われることがあります。心や体を病んでいる人や、気持ちが沈んでいる人に優しい音楽を届ける仕事は、大変やりがいがあります。

コンサートが終わったあと、観客の笑顔や感謝の言葉に勇気づけられるピアニストもいます。これから、ますます社会貢献するピアニストに期待がかかるでしょう。