ピアニストに必要なこと、求められるもの

ピアニストに必要なこと

ピアニストにとって必要なことは、何をするよりもピアノを弾くことが大好き、という気持ちです。

クラシックであれジャズであれ、どんなジャンルでもピアニストになれば、毎日ピアノを弾き続けなければなりません。コンサートやステージに立つ場合は、本番に向けて、ひたすら練習することになります。

どんなときにもピアノの練習を続けることができれば、ピアニストとしてやっていけるでしょう。

ピアニストに役に立つ資格

ピアニストになるための国家資格はありませんが、ピアニストとして活動していくために持っていると便利な資格はあります。

まず、有利となるものは、音楽系の大学卒という学歴です。有名な大学のピアノ科を卒業していれば、それだけである程度の実力は証明されます。大学院を出ていれば、さらに評価は高くなるでしょう。

海外の音大への留学経験もプラスになります。

演奏活動をする場合、ポスターなどに必ずプロフィールを表示します。音大卒の学歴は、アピールポイントになります。また、有名コンクールの入賞歴なども資格に相当する大きな効果があります。

その他に、音楽教室などがピアノの資格や検定試験を行っています。「ヤマハグレード」や「カワイ ピアノ グレードテスト」などです。実力を試すために試験を受けてみるのもよいでしょう。

ピアニストの素質

クラシックだけでなく、ジャズやポピュラーのピアニストでも、音感や耳の良さは大切な素質です。

とくに、リサイタルを開くようなプロのピアニストは、たいてい絶対音感を持っています。絶対音感は、生まれながらに備わっている人は少ないのですが、訓練すれば身につきます。

一般的には、子どものころに音楽教室に通って身につける必要があるといわれていますが、子どものころに訓練を受けなかった場合でも、音感を鍛えることはできます。

音大を受験する際にも、音を聞き取って楽譜に書き記す「聴音」のテストがありますので、音楽教室でしっかりと訓練するとよいでしょう。

ピアニストに必要な表現力

音感がよく、奏法が完璧で、楽譜通りにピアノが弾けたとしても、ピアニストにはなれません。

プロのピアニストに一番大切なのは、表現力です。楽譜を解釈し、自分なりの表現を加えた演奏をしてはじめてピアニストになれます。

たとえば、曲を解釈するために、作曲家の生まれた国を訪れたり、その曲を書いた場所に行ってみたりするピアニストもいます。

楽曲のリズムは、作曲家の母国語のリズムと関係すると考える人もいるので、曲を極めるために外国語を学ぶピアニストもいます。

より深く楽曲を理解するために、作曲家の生まれた国に留学する人も多く、表現力を高めるためにピアニストたちは努力しています。