パタンナーの現状と将来性

アパレル業界の競争は過酷に

衣食住の一角を担う、人間の生活に欠かせない業種なので、パタンナーの主要な就職先であるアパレル業界がなくなるということは考えにくい状況です。

また、日本は国際的にもファッション発信地としての地位を高めつつあるので、ファッション・アパレル業界の将来性は有望といえます。

ただし、流行という実態をつかみにくいものを相手にする業種でもあるので、会社ごとの浮き沈みはとても激しく、一大ヒットを飛ばしたアパレルメーカーが倒産するというケースも少なくありません。

また、ファストファッションが浸透する中で、アパレル業界の競争は激しいものになってきており、パタンナーの待遇にも影響があるかもしれません。

優秀なパタンナーは慢性人手不足

パタンナーになりたいという人はとても多く、そのための専門学校も日本全国にたくさんあります。その分求人も多いので、就職が狭き門であるということはありません。

しかし、就職してからキャリアアップしていく人と、いつまでも同じ仕事ばかりという人の格差はどんどん広がるのが現状ですので、就職する前よりも後のほうが大切です。

クライアントの意向を的確にくみ取って形にすることができる優秀なパタンナーは多くはいないため、常に引く手あまたです。逆にスキルの低いパタンナーは埋もれていってしまいます。

国際化の時代にチャンスあり?

ファッション・アパレル業界はどんどん国際化しています。生産拠点を海外に移転するという意味だけではなく、日本発のファッション文化が受け入れられている国もたくさんあるため、製品づくりには海外の顧客を意識する場面も多くなっています。

グローバル競争を勝ち抜いていけるようなパタンナーには、どんどんスケールの大きな仕事がやって来る可能性が開けています。

外国人との関わりも多くなってくるので、国際化に適応した人材が求められている一面もあります。

さらに進むIT化

アパレルCADの普及に象徴されているように、パタンナーの仕事にもIT化の波が押し寄せています。

この流れは今も続いており、デザイン画や企画案などがデジタルデータでやって来ることも当たり前になりつつあります。

以前であれば型紙づくりの職人であればよかった仕事ですが、今ではIT化に適応できるパタンナーの需要が高まっています。