パティシエの現状と将来性

女性の活躍も増えているこの業界ですが、有名なメゾンやパティスリーは男性パティシエによるものがいまだ多いのが実情です。こういった中、パティシエの今後はどのような展望があるのでしょうか。

オリジナリティあふれる店が増えている

パティシエの成功というと、「大きなお店を一等地に構え、数多くのデパートにテナントを出すこと」と思われがちですが、近年では女性オーナーが自分のセンスで小さな店舗を構え、ナチュラルな雰囲気を演出するアットホームな店舗も話題になっています。

昨今のオーガニックブームの流れを汲み、購入しやすい値段で可愛らしく安全な焼き菓子などを販売したり、休日は主婦向けに料理教室を開催したりと、あえて規模を縮小してリスクを減らす傾向にあります。

今後もこのような流れは続いていくでしょう。

スイーツ好きな男性向けの商品、女性に親しまれる商品の開発が続く

すでに成熟期を迎えているといわれる製菓業界ですが、現代は洋菓子好きな男性をターゲットにした商品の開発で、さらなる市場の発展を目指す傾向も見られます。

一方、女性消費者の存在を無視することはできません。味だけでなく、見た目の可愛らしさにまでこだわったり、素材の安全性に敏感になる女性はとても多いものです。

「女性にウケる商品を提供できるかどうか?」というところも、パティシエが生きる製菓業界においては引き続き重要なポイントとなっています。

ネット通販での販売という形も

急速に発展し続けているインターネット。それを使った洋菓子の楽しみ方として、近年話題なのが「お取り寄せ」という形態です。

このブームを利用して、ネット通販専門の洋菓子販売をしている企業もあるほど需要は高まっています。

中には予約が数ヵ月待ちなど大ヒットを飛ばす商品もあり、その商品を作るパティシエにも期待がかけられています。

時代の流れとともに、パティシエの活躍の場も変わりつつあることは間違いありません。

また、いくら店が繁盛しても、消費者は「飽きっぽさ」を持ち合わせているため、現状に満足することなく常に新しい商品を創造する心も大切です。

確かな技術を持つことはもちろんですが、柔軟な考えを持ち、時代に対応できるフットワークも持ち合わせていることが、未来のパティシエには求められていくでしょう。

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