見習いのパティシエ

見習いからスタートする世界

パティシエは、どんな人であっても基本的に「見習い」といわれるポジションからキャリアをスタートします。

たとえ学校で洋菓子作りの基礎を学んだ人であってもそれは同じで、現場に入った新人がいきなり最前線で重要な役目を任されることは普通ありません。

まずは見習いとして、先輩の仕事を見ながら雑用ともいえるような仕事をしっかりとこなし、ようやく少しずつ難しい仕事も任されるようになっていきます。

とくに本格派の洋菓子店やホテルの厨房では、こうした上下関係がしっかりとしているところが多いようです。

見習いとしてのステップアップ

厳しい職場だと、見習いとしての最初の数ヵ月~半年程度は店の掃除や洗い物だけということもあります。

その後、少しずつフルーツの処理(苺のヘタとりやカット、スライスなど)、生クリームの泡立て、カスタードクリーム作りといった各工程の一部を任せられるようになっていきます。

この時期も仕事はとても大変で、クリスマス前などの繁忙期は、一日中ひたすら生クリームを作り続けるといったこともあります。

また、10キロを超えるような重たい粉が入った袋を持ち運ぶなど、体力を要する仕事も多々あります。

なお、飾り付けや盛り付けといったことは、一人前になった先輩パティシエがメインで行っていくため、見習いは地道な作業が中心となります。

見習いの生活

見習い時代の生活は、かなり厳しいものになるでしょう。

朝は先輩たちよりも早く出勤し、店の掃除や準備を整えます。

業務時間中は先輩の指示を受けながら真剣に仕事をこなし、勤務時間が終わってからは洗い物や掃除、片付けなどを最後まで残って行います。

さらに、業務時間外に時間を作って、お菓子作りの技術を高めるための練習をしていくことになります。

労働時間は1日に12時間を超えるようなこともありますが、見習い時代の給料はとても安く、手取りで10万円~15万円程度しかもらえないことも珍しくないようです。

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