パティシエに必要なもの

お菓子への飽くなき情熱

お菓子が好きでパティシエを目指す人はたくさんいますが、いざパティシエになってからも「お菓子に対する情熱は誰にも負けない!」くらいの意気込みを持ち続けることが大切です。

なぜなら、パティシエは勉強して知識を身につければ完璧というわけではなく、仕事と向き合う中でオリジナリティを追求していける仕事、つまりゴールのない仕事だからです。

パティシエの仕事の基本は、「食べたい」と自分自身が心から思えるものを作ること。自分がおいしいと思えないのに、人においしいと言ってもらうことはできません。

そのためには仕事に手を抜くことなく、納得いくまでとことん突き詰める気持ちが大切です。

もちろん、「自分の手がけるお菓子を通じて人を喜ばせたい」という心も忘れてはなりません。

理論的に物事を考える力

パティシエのお菓子作りにはセンスや感性が求められる一方、実は理論的な頭を必要とする面もあります。

たとえば、洋菓子の基本食材となる小麦粉、卵、バター、砂糖。これらの配合を少しずつ変えていくだけで、できあがりの味や見た目は変わってきます。

また、同じ卵やバターであっても季節によって濃さが異なったりするため、作り方もそれに応じて調整することが必要です。

レシピ通りに作るときは材料を正確に量ることが必須ですが、自分が扱う食材に対して敏感になり、普段と違うことがあれば「なぜ、こうなっているのだろう?」と論理的に考えていく姿勢が求められます。

体力と自己管理能力

パティシエは、小麦粉の入った大きくて重い袋を持ち運ぶこともあれば、立ち続けながら長時間生地をこねつづけたり、ひたすらフルーツをカットし続けたりすることもあります。

「それくらいできる」と思うかもしれませんが、毎日、一年中このような作業を繰り返すのは、相当な覚悟がなければとてもできません。体力がない人ならたった1日でもへばってしまうでしょう。

大変な仕事も「気持ちの強さ」で乗り切れるところは大きいのですが、パティシエにとって基礎体力があることは大前提です。

また、仕事を始めると朝から晩まで働き詰めの忙しい生活となるため、徹底的に自己管理をして、体調を崩さないように気をつけなければなりません。

とくに繁忙期に体調を崩して休むなんていうことになれば、たくさんの仲間やお客さまにまで迷惑をかけてしまいます。また、風邪気味でボーっとしながら作業をすれば、ミスもしやすくなるでしょう。

元気に仕事を続けていくためには、やはり体力が必要です。

仕事体験談