パン職人の離職、退職

パン職人は人気の高い職業である一方、辞めてしまう人も少なくありません。

お店や勤務先を辞めてしまう原因としては、どのようなものが多いのでしょうか?

体力、待遇面が厳しい

素材や機器など重いもの一日中運ぶ疲れ、釜などを扱う危険性、労働時間の長さなどを負担に感じ、体力面で限界を感じてパン職人を辞めてしまうという人は多くいます。

プライベートの時間がない、土日祝は休みがない、早起きがつらいなど、「思っていたよりきつい」「イメージと違っていた」と感じる人も多いでしょう。

基本的に仕事場にいる時間が長く、重労働でもありますので、体力が持続せず続けたくても諦めざるを得なくなってしまう場合もあります。

たとえば女性の場合では、結婚や出産などを機に生活スタイルが変わり、パン職人として十分な労働時間が取れなくなってしまったため離職するといったこともよくあることです。

労働環境に対して、給与や待遇が見合わないという声もよく聞きます。

人間関係の悩み

長く同じ時間を過ごし、共同作業でもあるパン職人の世界。職人気質とも言われるように、自分にもまわりにもストイックな職人さんがいる職場も少なくありません。

修業中は厳しく教育されることも珍しくはなく、心身ともにラクではない日々が続くこともあります。

「現場の雰囲気が悪い」「コミュニケーションがうまくいかない」など、実際のパン作り以外の人間関係の悩みも多く見られます。

つらいからいきなり辞めてしまうといったケースもありますが、パンづくりはチームワークですので、突然ひとりでも居なくなるとたちまち作業が滞ってしまうことにもなりかねません。

職人の世界は一歩ずつ前進していく技術職です。

「パン作りは大好きだけれど…」、そんな人は、翌日に持ち越さない心の強さを持ち、負けるものかの精神でがんばれば、あとで「諦めなくてよかった」と思う日が来るはずです。

自分に合った職場探しも大切

大手ベーカリーやホテルの製パン部門などでは、シフトでのきっちり決まった勤務時間や週休二日制などが取り入れられている場合もあります。

また、職場によって雰囲気や人間関係も変わるものです。

せっかく抱いたパン職人という夢を途中で諦めてしまう前に、自分自身の働ける環境に合う職場を探し続けることも試してみる価値はあります。

また、飲食の仕事が好きで続けたい場合には、レストランのシェフやパティシエなど、同じ飲食の仕事で違う職種に転向する人もいます。

仕事体験談