パン職人に必要なこと、求められるもの

朝に強く体力があること

パン職人を目指すにあたって、どんなことが必要とされるでしょうか。

まずは体力仕事なので、体が丈夫でいつも元気であること、そして朝が早いパン製造の仕事では、早起きが必須。

パン作りを愛し、パンのためなら多少の苦しいことも苦労と思わないような人が多いのもパン職人の特徴といえるかも知れません。

早起きがつらい、労働時間が長いと感じることもあるでしょう。その点では、スポーツやクラブ活動の経験で体力に自信がある人、朝が得意な人はとても有利だといえます。

元気にあいさつ、心を込めた笑顔でのウェルカム

一方で、パン職人には繊細さも必要となります。

パンはとてもデリケート。味を知り魅力を知ること、思いやりながら見守り、育てるような愛情、臨機応変さがおいしいパンを作り出します。

気軽に買えるリーズナブルなパンから素材にこだわった高級パンまで、パンを選ぶお客さんの顔はワクワク感に満ちています。

食卓の主役にもなるパンを「うちの店を選んで買いに来てくれた」、そのことによろこびを感じ、なによりもお客さんやいつも来てくれる常連さんを大事に、おもてなしの心で迎え、変わらぬクオリティのパンを提供し続けることが大切です。

人々によろこびを与えられる仕事であると同時に、人の食をあずかるという責任の重い仕事でもあります。

使用する材料を把握し、体に良く安全なものを提供することはもちろん、アレルギーを考慮することなども必要となってきます。

失敗することも叱られることもある

みんなでひとつのものを作り上げるパン職人の世界では、職場のチームワークが大事になります。

大きなバランスの中にいることを忘れず、やるべきことを感じ、見つけ、実践することや、雰囲気を乱すことなく輪の中の一員となることが必要です。

また、マニュアル通りにはいかないことも多いのがパンづくり。

たとえば失敗してしまった時、大事なのは対処の仕方です。ミスを伝え、認め、アドバイスを真摯に聞き入れ受け止め、困難にも負けず向き合うことが大切です。

パン製造は時間勝負・体力勝負なので、立ち止まってはいられません。引きずることなく前に進んでいく気持ちの強さが求められることでしょう。

イマジネーションをパンという形に

主食にもおやつにもなるパンは、今や食卓にかかせない存在として、子どもから高齢者までさまざまな年代の人に人気のポピュラーな食べ物。

カレーパンや焼きそばパン、クロワッサンなどなど、愛される定番商品がある店は常に人気です。

いつものパンを変わらぬ品質で提供するため、当たり前のことを日々丁寧に一生懸命にすることが必要です。

そして他にも素材の研究、レストランやカフェなどでの食べ歩きなど、気づきやヒントを得るための行動力も更なるステップアップへと繋がるでしょう。

終わりなきパン作りの世界で、クリエイトへの飽くなき探究心を持って努力し続けることが求められる仕事です。

パン職人は自分が作ったパンがずらりと並んだ姿が誇らしいといいます。

店先に並ぶ華やかなパンの数々は、毎日の積み重なった努力の結晶たち。

「職人の世界にはゴールがない」といわれますが、どこまでも自己最高を追い求めて精進していく楽しみや喜びはパン職人ならではのものといえるでしょう。

仕事体験談