音楽家の役割

人の心や生活を豊かにする

昔から、音楽には人の心を動かす効果があるとされており、実際に医学や心理学の分野でも、音楽が心や脳に与える影響の解明・研究が続けられています。

そこまで難しく考えなくても、音楽を聞いて心が安らいだり、楽しい気持ちになったことがあるという人は少なくないはず。

音楽はまさに、私たちの心を豊かにしてくれるサプリメントのようなものといえるでしょう。

睡眠や食事とは違い、私たちは、音楽がなくても生きていくことが可能かもしれません。しかし、何の音楽もない世界にいることを想像してみたら、きっと味気ないものになってしまうことが想像できるはずです。

また、さまざまなストレスに囲まれている現代社会だからこそ、音楽によって気持ちが楽になったり、前向きになれたりするといったように、音楽で救われている人が大勢いるのも事実です。

そうした音楽を作り、自ら奏でる音楽家は、人の心を動かせる力を持つ可能性を秘めた職業だといえます。

音楽家は、一人でも多くの人の心を動かし、そして人々の生活を豊かにするために、より優れたテクニックや高い表現力を磨き、人々に音楽の力を訴えかけ続けているのです。

大切な文化を守り、未来へ受け継いでいく

クラシックの世界では、もちろん新しい曲が生み出されることもありますが、過去の偉大な音楽家が残してきた音楽を、何十年、何百年…と大切に受け継ぐという特徴があります。

音楽作品は、美術作品などと同様に素晴らしい芸術のひとつ。こうしたものを、その国の文化として守り続けることも、音楽家の役割といえるでしょう。

また、音楽家としてのスキルは、「○○メソッド」といった言葉もあるように、昔から人から人へと受け継がれていくものでもあります。

そのため、自らが演奏することはもちろんですが、次世代の音楽家を育てていくこともまた、音楽家としての大事な役割といえるでしょう。