音楽家の魅力

専門性の高い職業であること

音楽家は、誰にでも簡単にできる仕事ではありません。自分の演奏でどれだけ人の心を動かすことができるか、どれだけ人に喜びや感動を与えられるか。

まず音楽を心から愛し、日々自己鍛錬をして表現力を磨き、答えのない「音楽」というものをひたすら突き詰めていくのが音楽家です。

同時に、音楽家は、単なるテクニックを身に付ければ何とかなるというものではなく、感性や才能、運など、さまざまな要素が絡み合ってこそ続けていける職業でもあります。

正直に言って、成功できるのはほんの限られた人のみです。

それでも、音楽を愛してやまない人にとって、音楽にどっぷりと浸かりながら過ごしていけることは、このうえない魅力といえるはずです。

音を通じて世界各国の人と仲間になれる

よく「音楽に国境はない」と言われますが、まさにその通り。音楽は、どのような国、どのような人種の人々をもつなげることができます。

外国の人とコミュニケーションをとろうとするとき、言葉で正しく意思の疎通を行うのはとても大変です。

しかし、音楽を聞いて感動したり、元気になったり、楽しい気持ちになったりするのは、どのような国の人も同じです。

音楽家として成功すると、海外公演に招かれたり、世界各国の一流音楽家と交流を深める機会も増えてきます。

もちろん、相手の国の文化を理解し、言語を使ってコミュニケーションをとることもありますが、同じ音楽の仕事に携わる者同士、「音楽」という共通のものを通じてお互いを理解し合えることは、音楽家の魅力といえるでしょう。

一生続けていける仕事

音楽家は、個人で活動を続けている限り、一般的な会社員と違って「定年」というものがありません。そのため、自分の気力と体力がある限り、70歳になっても、80歳になっても、第一線で活躍することが可能です。

一部、声楽家などは自分自身の身体能力の衰えによって早くに現役を退く人もいますが、一流といわれる世界の音楽家たちは、人生の幕を閉じるまで、現役音楽家として活動を続けてきた人が大勢います。

音楽家にとって、音楽はまさに自分そのもの。実際、音楽家は仕事と人生を切り離して考えていない人も多く、生涯を通じて愛する音楽を突き詰めていく喜び、苦労、そして醍醐味が味わえる仕事です。