音楽プロデューサーの現状と将来性

音楽業界全体の市場の変化

1980〜90年代にかけて全盛期を迎えた日本の音楽業界ですが、2000年以降はインターネットの普及による楽曲ダウンロードの件数増加に反比例し、CDの売上げは右肩下がりの一方となっています。

レコード会社が数千万円をかけてCDを制作していた時代から一転、1曲ごとのバラ売り、なおかつCDのようなメディアを必要としない安価なデジタルへの移行により、業界全体の市場が低迷しているのが現状です。

活躍の場は増えつつある

音楽配信サービスという新しいビジネスモデルの台頭は、音楽プロデューサーにとってデメリットばかりではありません。

業界内外からさまざまな企業が音楽配信ビジネスに参入し、新たな雇用の場を生み出しています。

またスピーディーな配信サービスの波に乗り、次から次へと新たな楽曲を求めるニーズも高まってきました。

デジタルコンテンツの多様化、多チャンネル化により、番組やドラマ、CMに採用される楽曲の数も圧倒的に増えています。

さらに、海外とのインターネット会議やデジタルデータのやりとりが一般的になったことにより、国内アーティストが海外で活躍するチャンス、海外アーティストを日本に招くチャンスも拡大。

アーティストとともに楽曲を制作する音楽プロデューサーの活躍の場は、今後ますます増えていくことが予想されます。

実力主義のシビアな世界

ビジネスチャンスが転がっている一方、実力が伴わなければ切り捨てられるのも早いというのが音楽業界ならではのシビアな部分です。

時代のニーズをいち早く把握し、柔軟に対応できること、常に新しい発想でオリジナリティあふれる提案をするという実力を持っていなければ音楽プロデューサーとして活躍し続けることは難しいでしょう。

裏を返せば、優れた音楽プロデューサーは引く手あまたであり、音楽業界になくてはならない存在です。

努力とチャンスしだいで知名度を上げたり、独立して高収入を得ることも不可能ではありません。