入国審査官の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

入国審査官を目指すきっかけで多いものは?

国家公務員として国の規模で貢献したい

入国審査官は「入国の是非を審査し、必要に応じて入国を拒否する」という仕事であると同時に「国家公務員である」という特徴があります。

国家公務員は民間企業以上に「国の役に立つ」「国民の生活に貢献する」という使命があり、そうした規模で人の役に立ちたいという人が目指しています。

観光立国推進に役立ちたい

国家公務員の中でも、入国審査官は「日本への入国者に関わる仕事」としての性質が強いです。

入国審査官の仕事によりスムーズに外国人を受け入れ、問題がある人の入国は未然に防ぐという2つの役割を果たします。

日本は観光立国としての在り方を推進している流れにあり、入国審査官の仕事はその動きに貢献します。

外国人労働者の受け入れの最前線に立ちたい

日本は現在「少子高齢化による労働者人口の不足による人材不足」に悩んでおり、外国人労働者の受け入れ態勢を整えています。

当然ながら日本で労働する外国人を招くにしても入国時には審査が必要であり、入国審査官は外国人労働者を受け入れる仕事の最前線に立てる仕事の1つです。

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入国審査官の志望動機の考え方

入国審査官になるためには「国家公務員一般職試験に合格する」プラス「各地方の出入国在留管理局の面接を経て出入国在留管理庁職員として採用される」という流れでなることができます。

国家公務員として、そして入国審査官として国益と安全を守るという仕事柄、人柄などの評価は極めて重要になります。

実際、採用されるまでには官庁訪問時を含めて数回の面接が行われるため、自己分析と仕事の分析を厳密に行い、しっかりと面接対策しておく必要があります。

面接であいまいな表現をしてしまえば、少なからずマイナス評価をされてしまうことは避けられません。

公務員試験対策となる大学の講座やスクールを利用し、面接対策をしておくことは必須であるといえます。

入国審査官の志望動機の例文

日本の国際化の最前線で仕事がしたい

「私は、昨今の「日本の国際化」や「日本の観光立国化の推進」に非常に興味と共感を抱き、その最前線である入国審査官を目指そうと思いました。

国際化に関する仕事はさまざまですが、ときにはトラブルを回避しつつ、円滑に日本の国際化を進める仕事に携わりたいと思ったときに、真っ先に思い浮かんだのが入国審査官でした。

今後、国際社会に取り残されないためにはさまざまな国の人たちを受け入れる必要があると考えており、その玄関口となる入国審査官の仕事は非常に重要で尊い仕事の1つであると考えています。」

外国人の友人との関係を引き合いに

「私は、大学時代にアメリカから留学してきた学生と友人になり、一緒に行動する中で「外国人と日本人の共存の仕方やコミュニケーションのあり方」について強い興味を抱くようになりました。

日本にはさまざまな魅力があり、さまざまな国の人たちが日本に入国する中で、そのコミュニケーションの第一歩となる入国審査官の仕事に興味を抱きました。

将来的に、入国審査官として働く中でもそうした考えを追求し続け、仕事にも生かしたいと考えています。」

運動は苦手でも日本の安全を守りたい

「私は子どもの頃に他人のケンカに巻き込まれて警察官にお世話になったことがあり、その時に「人々の安全を守る仕事」にあこがれを抱くようになりました。

しかし、私は運動があまり得意ではなく、体を動かさずに日本の平和を守るためにはどうするべきかと考えた時に、危険な外国人の入国を阻止する入国審査官の仕事を知りました。

入国審査官であれば、私のように体を動かすことが得意でなくても日本の安全を守ることに貢献できると考え、入国審査官の仕事を志望しました。」

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入国審査官の面接で聞かれること・注意点

国家公務員の中で入国審査官を目指す動機を明確にする

入国審査官のなり方は「1.国家公務員一般職に合格する」うえで「2.出入国在留管理局での面接に合格する」という2段階を経るわけですから、「なぜ、国家公務員の仕事の中から、入国審査官の仕事を選んだのか?」を明確にする必要があります。

そこには必ず「入国審査官になりたい動機」があるはずなので、それを明確に文章化し、面接担当者に説明できるようにしておきましょう。

基本はしっかりと押さえる

もちろん、採用試験の面接においては「その仕事の基本的な情報」や「社会人としての立ち居振る舞い・マナー」といった基本的なことは押さえておかなければなりません。

国家公務員試験は競争倍率が高くライバルが多いので、その中から選ばれるためには基本をしっかりと押さえたうえで、プラスアルファで自身の持ち味や個性をしっかりとアピールできなければなりません。

入国審査官の自己PRのポイント

「外国人」などのキーワードは欠かせない

入国審査官の仕事は、国家公務員の中でも外国人との関りの深い仕事内容となっています。

自己PRにおいても、「外国人対策」ついてどのような知識を持っているかなど、入国審査官の職務内容に関して勉強したことや経験をPRすると良いでしょう。

責任感や正義感もPRしたい

あまり押せ押せでアピールするのはこじつけになりがちですが、やんわりと「責任感」や「正義感」についてもPRしたいところです。

入国審査官の仕事は「入国希望者を審査し、法律などのルールに則って入国の是非を問う」という仕事柄、責任重大な仕事を任されたい、携わりたいという思いをアピールしておきましょう。

コミュニケーション能力があることと具体的な理由付け

入国審査官の仕事は、主に外国人とのコミュニケーションによって成り立っています。

「語学力があること」も必要になりますが、何よりも「必要な情報を、適切な表現でやり取りする」ということが求められる仕事です。

そのために必要なコミュニケーション能力と、それを有することをわかりやすく説明できる具体的な「過去の体験」などをPRしましょう。

入国審査官の履歴書で気をつけるべきことは?

語学力を証明できる検定や資格は漏らさず記入する

入国審査官の仕事は、英語や中国語、その他さまざまな国や地域の言語を利用して携わることになります。

採用後に語学力を養う研修は受けられますが、採用前に語学力を有していることをアピールできればプラス評価を受けられる可能性があります。

語学力があることは面接でもPRできなくもありませんが、保有しているのであれば「外国語系の検定や資格」を履歴書に記入しておきましょう。

誤字脱字、間違った表現は絶対に避ける

これは入国審査官に限った話ではありませんが、履歴書を記入するにあたっては「誤字脱字」や「間違った表現」に気をつけましょう。

入国審査官は国家公務員、つまり国の仕事に携わる役目を果たすわけですし、仕事するにあたっては様々な書類を取り扱うことになります。

書類に不備の多い人は、入国審査官や国家公務員になる人としての資格を問われることになってしまいますので、事前に書き方をしっかりと勉強し、万全な状態の履歴書を用意しておきましょう。