入国審査官の採用試験・求人募集状況

入国審査官の採用

入国審査官は国家公務員であり、採用の流れも国家公務員と同様となっています。

一般的に、国家公務員の採用試験の流れは、1次試験、官庁訪問、最終合格、内定、となっています。

1次試験に合格する

入国審査官になるためには、国家公務員採用一般職試験に合格する必要があります。

高卒者試験、大卒程度試験があり、受験資格や難易度が異なりますが、それぞれしっかりとした勉強が必要です。

官庁訪問を行う

国家公務員採用一般職試験では、1次試験に合格すると、合格者に対して各官庁が集まって行われる合同説明会や入国管理局の業務説明会といった官庁訪問が開催されます。

予約が必要なケースが多いので、スケジュールを確認して調整する必要があります。

業務説明会では、入国管理局の職場見学や入国審査官の話を聞くことができます。

また、この際に官庁独自での面接が行われ、有望な受験者には内々定が出されることになります。

最終合格と内定

内々定は正式な内定ではなく、2次試験としての人事院の面接を受けて試験に最終合格する必要があります。

内々定を受け、かつ最終合格となった人に採用面接が行われ、正式な内定が出ることになります。

採用後は法務事務官として3〜8年(高卒、大卒によって異なる)の勤務経験を経て、ようやく入国審査官に任命されることになります。

入国管理局の採用人数の増加

国家公務員の人数を削減しようとしている流れがある中で、入国審査官は大幅な増員が計画されています。

入国審査官は2014年4月時点で約2,200人となっていますが、2020年の開催が予定されている東京オリンピックに向けて、ますます外国人観光客の出入国が増えることが予想されています。

そうした中、法務省は入国審査官を2015年度から5年間で約1,000人大幅増員することを計画しています。

増員は出入国の多い7つの空港(新千歳、羽田、成田、中部、関西)を中心に予定されています。

水際で国の治安を守り、観光立国としての国の体制を向上されるために入国審査官に求められるものは増えています。

国家公務員試験合格者数

平成26年度の国家公務員一般職採用試験行政区分(大卒程度)の合格率は14%、一般職(高卒者)は13%、一般職(社会人試験)は0.3%となっています。

また、入国管理局、地方入国管理官署への採用人数は以下のようになります。

平成24年度

<本省 入国管理局 総合(大卒、院卒)>
・法律:法律 4(2)

<地方入国管理官署>
・一般(大卒程度):146(44)
・一般(高卒者):29(18)

平成25年度

<本省 入国管理局 総合(大卒、院卒)>
・行政:1(0)
・法律:3(2)

<地方入国管理官署>
・一般(大卒程度):97(24)
・一般(高卒者):37(21)

平成26年度

<本省 入国管理局 総合(大卒、院卒)>
・行政:3(2)
・法律:3(1)

<地方入国管理官署>
・一般(大卒程度):70(27)
・一般(高卒者):16(11)

※カッコ内の数字は合格者に占める女性の人数