入国審査官の資格・試験

入国審査官になるには

入国審査官は、専門的な試験に合格して取得するような資格ではなく、法務省入国管理局に属する国家公務員です。

そのため、国家公務員採用試験の一般職試験に合格する必要があります。試験に合格した人の中から、地方入国管理局の面接を受けて、入管管理局職員として採用されることになります。

採用当初は「法務事務官」として採用されることになります。

法務事務官として入管管理局職員の補助業務や一般事務を3〜8年程度の経験を積むことによって、入国審査官となることができるのです。

国家公務員採用試験の受験資格

入国審査官になるためには、特別に何かの資格を持っていなければならないという必要はありません。

一方で、国家公務員採用試験に合格した後の、「法務事務官としての勤務経験」が前提とされています。

国家公務員採用試験の受験資格としては年齢と学歴の制限はありますが、学部や資格は必要とされていません。

そのため、幅広い分野からチャレンジできる試験といえるでしょう。

また、国家公務員採用試験の総合職を合格することでも、入国審査官に採用される可能性はあるでしょう。

しかしながら、総合職と一般職では試験の難易度が相当高くなっており、求められる役割も異なると考えられます。入国審査官をめざすのであれば一般職を受験するほうが一般的でしょう。

公務試験対策

公務員試験の特徴として、出題範囲が広く、基礎的な内容から知能を問うものまで多岐にわたる問題が出され、暗記量も相当多くなります。

そのため試験に合格するには、より効率的な勉強を行う必要があります。もちろん独学でも可能ですが、多くの人が各種の公務員試験対策予備校を活用して試験に備えているのが現実です。

大学によっては、学部生向けに公務員試験対策講座が設けているケースもあります。まずは自分の通っている大学でそれらの講座がないかどうか確認してみましょう。

入国審査官に役立つ資格

入国審査官は国際業務を担うため、国際コミュニケーション力があるかどうかアピールするためにも、英語スキルを証明することはメリットがあるでしょう。

国家公務員採用試験(総合職)では、平成27年度の試験から、最終合格者決定の際に英語スキルが加点される制度となっています。

対象となる試験はTOEFL(iBT)、TOEIC、IELTS、実用英語技能検定(英検)の4種類です。

たとえば、TOEICの場合600点以上、英検は準1級が対象となります。

入国審査官を目指す多くの人が受ける国家公務員採用試験(一般職)では、とくにTOEICの点数などが直接関係する制度はありませんが、一般職の場合でも総合職で加点される点数を取得することはアピールポイントとなるでしょう。