新人1年目の入国警備官

入国警備官としての任命後

入国警備官として採用、任命されると、まずは全員「初任科研修」を受け、入国警備官として必要な知識と技能を身につけていきます。

具体的な研修内容としては、「入管法」や「外国人登録法」など入国警備官の日常業務に深く関わる法律や英語・中国語などの語学の座学があります。

また、違反者を取り押さえる際には自ら体を張ることもあるため、警察官のように武道訓練や逮捕術、けん銃の訓練も行います。

研修期間は計120日間ですが、まず60日間の前期研修で基本的なことを学んだのち、現場に出て実務経験を積みます。その後、実務経験を踏まえ、再び60日間の後期研修が実施されます。

また、研修期間中は全寮制での生活を行います。入国警備官は複数人で協力して業務を遂行しなければならないため、仲間との生活を通して協調性や連帯感、忠誠心などを養っていきます。

なお、研修中も国家公務員の身分として、きちんと給料が支払われます。

地方入国管理局での経験を積む

入国警備官には7つの階級があり、新人は「警守」という一番下の階級からスタートします。

研修を終えた新人の入国警備官は、地方入国管理局に配属されるのが一般的です。ここでは違反調査、摘発、収容、送還という入国警備官の中心業務が日常的に行われており、さまざまな業務に当たりながら経験を積んでいきます。

入国警備官が一つの職場だけに留まることはほとんどなく、その後は地方入国管理局を統括する入国管理局や入国管理センターなどへ異動をしながら、キャリアアップを目指します。