農家のやりがい

この手で育てる喜びを

農家の一番のやりがいは、やはり、自分の手で一から農作物を育てられることでしょう。

ひとつの農作物を収穫するまでには、長い時間がかかります。

畑や田んぼを耕すことから始まり、苗を植え、草むしりや害虫の駆除をして、肥料をあげて、間引きをして…と、たくさんの作業を積み重ねてようやく収穫にたどりつくことができるのです。

それだけに、苦労して育てあげたものを、まるで自分の子どものように愛おしく感じるという人は多いようです。

美味しいお米、みずみずしい野菜、甘い果物、美しい花…それぞれに「これは自分にしか育てられない」という大きな誇りを感じることができるのです。

お客さんの言葉がやりがいに

さらに、そんな自慢の農作物を市場に出して、高い評価を受けたり、人気を集めたりすることは、農家にとって何よりの喜びです。

世間で食の安全への意識が高まってきた近年では、野菜やお米を販売するときに育てた農家の名前を記載することも多くなりました。

農家にとっては自分が育てたものを消費者に評価される機会が増えてきており、これもひとつのやりがいにつながっています。

自然とともに生きる幸せ

農家にとってのもうひとつのやりがいは、自然とともに生活をする喜びを感じることができることです。

都会のビルの中で会社員をしていると、季節の移り変わりやその日の天気に目を向ける機会があまりありませんが、農家は自然の変化を一日ごとに全身で感じることができる職業です。

暑さや寒さはもちろん、雨の量や雲の流れ、花や虫の季節ごとの変化など、毎日ささやかな発見があります。

また、基本的には朝早くから起きだして、日が落ちて暗くなれば作業を終了するので、人間的なリズムで生活をすることもできます。

もちろん、空調設備の整った屋内で働ける会社員とは違う苦労もたくさんありますが、そのぶん、自然のなかで感じられる幸福感や感動もたくさんあるのです。

屋外で過ごすのが好きな人にとっては、まさにうってつけの仕事といえるでしょう。

仕事体験談