農家の給料・年収・収入

農業所得はさまざま

農家の年収は

・専業農家か兼業農家かといった農業にかける費用と時間
・独立した自営就農なのか雇用就農なのかといった勤務形態
・個別経営か組織経営かといった経営規模
・育てる品目

によっても大きく異なってきます。

また、自然災害は農家の収入を大きく左右します。

大雨や台風によって稲が倒されてしまったり果実が落ちてしまったりすると、経費は通常通りかかっているにもかかわらず、その一年間の売り上げは大きく落ち込みます。

逆に、条件が整ったときには高値で売れる農作物を量産できることもあり、一年ごとに収入は大きく変わるのです。

そのため、兼業農家として農業以外に安定した収入を得ようと考える人やビニールハウスを利用して天候に左右されない栽培を目指す人も多くいます。

農業所得の目安

それでも目安として農林水産省が発表している農業経営統計調査から、個別経営の1経営体あたりの農業所得を営農類型別に比較してみましょう。

平成25年の年間農業所得は、

・水田作:54万円
・畑作:227万円
・露地野菜作:189万円
・施設野菜作:438万円
・露地花き作:213万円
・施設花き作:394万円
・果樹作:196万円
・酪農:750万円
・肉用肥育牛:1118万円
・肉用繁殖牛:215万円
・養豚:791万円
・採卵養鶏463万円
・ブロイラー養鶏:662万円

です。

すべて粗収益から農業経営費を引いた差額の農業所得であり、全国の平均値です。

同じ水田作でも北海道は498万円でそのほかの都府県が45万円だったり、畑作は北海道が851万円で九州は146万円だったりと地域による違いもかなりみられます。

また上記は個別経営の場合であって組織経営であればその金額も異なってきますし、そもそも雇用就農してお給料をいただくという勤務形態であれば所得はあらゆる状況によって個別に変わってくるでしょう。

ともあれ新規就農を目指す方にとってはさまざまな検討材料になるデータかと思われますので、詳しくは農林水産省のサイトをご参照ください。

農林水産省 農業経営統計調査

生活費が安く抑えられるメリットも

育てる品目にもよりますが、全体的には農業所得は決して高いとはいえない金額に思えるかもしれません。

ただし農家の方は持ち家に住んでいたり大家族で同居したりしているケースも多いことから、生活費が安く抑えられるというメリットがあります。

また農村部では食材を譲り合ったりすることも日常茶飯事で、食料の確保にはさほど困りません。

農家のお仕事は天候などの影響によって収入が上下する場合もありますが、衣食住の生活基盤が整っている割合が高いので、そのぶん安定した生活を送ることができるという考え方もあるでしょう。

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