農家の求人・就職募集の状況

農家に押し寄せる高齢化の波

農家には、個人事業主を主体とした小規模な経営を行っている農家と、農業法人として大規模な経営を行っている農家があります。

前者の場合は、主に家族で作業をしながら、手が足りない部分は人を雇って手伝ってもらうということが多く、求人をする場合も人づてでお願いするということが多いようです。

一方、農業法人の場合は採用人数も多く、大々的に求人募集を出すケースもあります。農業高校や農業大学校を卒業した新卒者にとっても、人気の就職先のひとつです。

個人事業主にしても農業法人にしても、近年は、働き手の高齢化に悩まされているところが少なくありません。

農業には定年退職という概念がないので、60代で働いている人はまだ若いほうで、70代、80代で現役という人もたくさんいるのです。

農林水産省の発表によると、農業を行っている人のなかで65歳の割合は、57.4%。まさに農家の半数以上が高齢者という状況になっているのです。

求められる「若い力」

この働き手の高齢化にはさまざまな問題があります。

農作業は力仕事が多いので高齢者だけでは手が届かない部分も出てきますし、軽トラックや耕耘機など機械の運転が多いので、視力や聴力が落ちてくると危険が伴います。

また、後継者を育てておかなければ、いずれ自分たちが農業をできなくなったときに、大事に育ててきた畑や田んぼが耕作放棄地になってしまうのです。

そこで、今の農業業界は積極的に若い人の力を求めています。

新卒者はもちろんのこと、脱サラして農業を始めたいと考えている人、定年退職して農業を始めたいと考えている人も大歓迎という空気があります。

「全国新規農業相談センター」が窓口となって農業を始めたい人の就職の相談に乗っていますので、農家になりたい人はこういった施設をうまく活用してみるのもいいでしょう。

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