農家の1日のスケジュール・生活スタイル

農家を仕事としている人はサラリーマンのようにきっちりと就業時間が決まっているわけではありません。

ここでは農家の人がどのように1日を過ごしているのかを解説します。後半では、稲作農家の1日のスケジュール例も紹介しますので、参考にしてみてください。

農家の1日のスケジュールは?

日照時間に合わせて働く

農家の仕事は屋外での作業が中心になることが多いため、日照時間に合わせた労働スタイルをとるのが基本です。

朝早くに起きて日が昇る時間には作業をはじめ、日が沈む夕方頃には作業を終えるようにしています。

時期によって作業はさまざま

一日の作業の内容は、時期によって大きく異なります。

土づくりをする時期であれば畑や田んぼに肥料をまき、植えつけの時期には苗を植え、収穫の時期には一日中収穫をして出荷の準備をします。

農作物の種類によっては、一年中出荷できるものもあれば、母の日のカーネーションなど短期間で一気に収穫・出荷しなければ売り物にならないようなものもあるのです。

こういった季節ものの農作物を扱っている農家は、収穫の時期は非常に忙しく、朝から晩まで出荷作業に追われることになります。

こまめな休憩が必須

農作業は屋外での作業が多いぶん疲労も大きく、とくに暑い夏場や寒い冬場はとても大変です。

身体を壊さないためには、早朝から働いて朝食休憩を取り、午前中働いて昼食休憩を取り、午後働いておやつ休憩を取るというように、こまめに休憩を取って食事や水分補給をしながら働くことが大切です。

家族規模で働いている農家の場合は、自宅が田んぼや畑のすぐ近くにあり、休憩のたびに自宅に戻るとことも珍しくありません。

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稲作農家の1日

5:00 起床
まず畑を見に行き変わった点はないかを確認します。
5:30 農作業スタート
収穫期は家族総出で収穫していきます。
8:00 朝食休憩
自宅に戻り朝食をとって休憩します。
9:00 農作業再開
12:00 昼食休憩
作業量が多く疲れた日は昼寝をすることもあります。
13:00 農作業再開
獲れた稲を出荷するために作業をしていきます。
15:30 小休憩
お茶やおやつなどをとって小休憩をします。
16:00 農作業再開
日が暮れて作業ができなくなるまで仕事を続けます。
18:30 作業終了

農家の生活スタイル

自然のペースに合わせた生活

農家の生活スタイルは、一年間を通して変化します。

農作物を育てるためには

  • 土づくりをする時期
  • 苗植えをする時期
  • 栽培をする時期
  • 収穫をする時期

とたくさんのプロセスがあるため、その時期に応じ働き方を変えなくてはなりません。

一般的には、最も忙しくなるのは収穫期です。
この時期は朝から晩まで収穫に追われ、休日もほとんど取れないことが多くなります。

生き物や自然を相手にする仕事

いずれの時期においても、農家にとって忘れてはならないのが「生き物や自然を相手にする仕事」ということです。

天気や気温が変わってしまえば計画通りに栽培が進まないこともよくありますし、害虫や雑草に邪魔をされずに農作物が順調に育っているかどうか常に目を光らせておかなければいけません。

たった数日間目を離したばかりに、今までの作業が台無しになってしまうことがあるからです。

このため農家の方は「長期で仕事を休めない」と口にします。

サラリーマンのように年末年始やゴールデンウイークだからといって長期間休むのではなく、家をあけるのは長くても2〜3日にしたいと考えている人が多いようです。

一方で農家は数時間〜1日など短期間の休みが取りやすい仕事と言えます。

屋外で作業をする場合、雨や風で作業ができなければ仕事が休みになることもあります。また、職場(田んぼや畑など)と家が近いケースが多いので、作業の合間に外出したり自宅で休憩したりすることも可能です。

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農家の生活スタイルのまとめ

農家は朝の涼しい時間帯から日が沈む時間まで働いており、農作物が順調に育っているか注意深く見ていく必要があることがわかりました。

一般的なサラリーマンのように長期で休みを取ることは難しいですが、仕事の合間に少し出掛けたり、私用を済ませたりすることは可能で、比較的融通が効く仕事といえるのではないでしょうか。

農家の勤務時間・休日