庭師野村 ゆみさん

1976年京都生まれ。埼玉の大学で管理栄養士の資格を取得後、病院に就職し、管理栄養士として勤務。退社後、千葉大学園芸別科で2年間学び、28歳時に造園会社に就職。1年半の勤務の後、2008年に庭師として独立。

座右の銘:超えられない試練はない

HP:花蝶園ホームページ / 女庭師のお仕事日記

管理栄養士から庭師というのもずいぶんギャップがあると思いますが、なにかきっかけがあったのでしょうか?

両親が石垣島に移住しまして、その家に比較的大きな庭があったんです。父は植物が好きで、よく植木などを買ってくるのですが、それを雑然と置いておりまして。

庭の散らかりぐあいが嫌で、「きれいにして」と言ったのですが、全然変わらなくて(笑)

「こういう庭をきれいにしたい!」と思ったのが、庭師を目指したきっかけです。

もともと植物などの生き物が好きだったというのも大きな理由です。

それから学校に入学したのでしょうか?

はい、千葉大学の園芸別科という2年制のところで園芸全般について学びました。

生徒は12人ぐらいしかいないのですが、社会人経験者や実家が農家という方が多かったです。

庭師になるためには学校に通うのが一般的ですか?

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はい、庭師として一人前になるためには、造園会社に就職して技術を磨いていく必要がありますが、就職前に造園の課程がある専門学校か大学で学ぶルートが一般的です。

大学は関東だと東京農大か千葉大くらいしかないので、専門学校出身者が多いです。農業高校から高卒で就職する人もいますね。

4年生の大学の卒業者は、役所に入ったり研究所に行ったりと、現場以外の就職が多いと思います。

資格は必要ですか?

「造園技能士」など、現場経験なしで取れるものもありますが、この業界は実務経験が必要な資格が数多くあります。

ですので、就職後にスキルアップのために自分が目指す方向性の資格を取得することが多いです。

卒業後は、スムーズに就職できたのでしょうか?

就職先を見つけるのは少し苦労しました。28歳という年齢でしたし、まったくの未経験だったので…。

ですが、なんとか1社、造園会社の内定をいただいて、そこに就職しました。

その会社で修業を積んだのでしょうか?

いえ、最初に入った会社は、ブロックやフェンスを設置する「外構工事」という現場が多く、やりたかったことと違っていたので9ヶ月ほどで転職してしまいました。

造園会社にもいくつかの種類がありまして、設計中心のところや生産、問屋などをしている企業もあるのですが、やはり植物に直接触れ合いたいと思い、2社目は剪定作業ができる会社を選びました。

朝から晩まで毎日仕事をして、一生懸命学び、次第に現場を一人で任されるようになったんです。約8ヶ月ほど修行をし、独立をしました。