仲居のつらいこと、大変なこと、苦労

肉体を酷使する

仲居の仕事は立位が基本です。

座りながらやる仕事とはほとんどないと考えて下さい。

中には腰や膝を痛めてしまう人もいるほどです。

客室への荷物の運搬や布団の上げ下ろし、配膳等、重いものを持つ機会も多いため、肉体労働であるという理解をしておくようにすべきでしょう。

どんな客にも笑顔で応対

仲居の接客層は幅広く、老若男女問わずあらゆる人を相手にすることになります。

それぞれの層に応じた接客をする必要があるため、細かな配慮が求められる職業です。

例えば高齢者には身体的なサポートをする必要があるでしょうし、乳幼児には布団や食事などで気遣う必要のあることが出てくるでしょう。

相手に応じた接客をすることは仲居の醍醐味でもあり、苦労であるともいえます。

また、中にはクレーム対応をしなければならない場合もあります。

この精神的な負担は接客業全てに共通して当てはまるものですが、おもてなしの要素が強い仲居という職業にあっては苦労もひとしおであるといえるでしょう。

外国人とのコミュニケーション

日本の魅力にとりつかれる外国人は増加する一方。

したがって全国各地の旅館では訪日外国人を数多く受け入れているのが現状です。

もちろん、接客は仲居の仕事。

英語が堪能であれば問題ありませんが、そうでない場合には苦労することもあるでしょう。

さらに異なる文化圏の外国人に対しては館内での過ごし方のルールを説諭しなければならない場合もあります。

代表的なのが大浴場の使い方。

最近では日本流の入浴が世界に浸透しつつありますが、時に観光客同士でトラブルになることも。

そのようなことにならないようにフォローするのも仲居の役割です。

厳しい礼儀作法

おもてなしのプロフェッショナルである仲居の所作はまさに日本人の理想とするもの。

とはいえ、始めから完璧にこなせる人は少ないものです。

何事もそうですが体得するまでの苦労があるのは覚悟しておくべきでしょう。

また、大多数の旅館では仲居は和服で接客しています。

和服での身のこなしも慣れるまでは大変なものです。

加えて着付けも入職直後は苦労を感じることの一つになるでしょう。