住み込みの仲居

全寮制が主流

仲居の勤務は変則労働制という形をとっています。

これは一組の客のお出迎えからお見送りまでを一貫して1人の仲居が担当するために正午から翌日の正午までを一日としてシフトが組まれるもの。

実働は6~8時間なので間に長い休憩時間が挟まれることになります。

このような変則的な勤務による肉体的な負担を考慮し、多くの旅館が仲居に入寮を義務付けています。

中には自宅からの通勤を不可とするところも珍しくありません。

また、正社員だけでなく、アルバイトや派遣社員でも入寮できる旅館もあります。

基本的に寮費は無料

寮には必要な家具家電は備え付けてあり、光熱費も旅館が負担してくれるのが一般的です。

もちろん家賃もかかりません。

旅館によりますが、多くの場合、賄いといって食事も無料で食べられます。

仲居は高給取りというわけではありませんが入寮してしまえば生活費がほとんどかかりません。

住み込みこそ仲居の魅力ということもできるでしょう。

家族寮があるところも

基本的には独身寮です。

一般的には結婚したら退寮し、通いでの勤務になると考えて下さい。

ただし、旅館によっては家族寮を完備しているところもあります。

上手に利用できると大きく支出を減らすことが可能になりますが、家族の理解が必要であることを理解しておきましょう。

仕事とプライベートを区別しづらい?

寮は旅館の敷地内、あるいは隣接地にある場合がほとんどです。

そのため、休日であっても仕事場にいる、という感覚が拭えないというデメリットもあります。

多くの仲居が慣れてしまえば大きな問題ではないと考えているようですが入寮してしばらくは悩みの一つになるかもしれません。

その分、支出を抑えることができることや、通勤の負担とは無縁であることに価値を置き、快適に過ごせるように心がける必要があるでしょう。