ボランティアとして活躍するネイリスト

老人福祉施設での需要が急増中

「ネイルアートは若い人のもの」というイメージを持っている人は決して少なくないでしょう。ところが最近、老人福祉施設等で活躍する「ボランティアのネイリスト」の需要が急激に高まっているといわれます。

老人福祉施設とは、デイサービスセンターや養護老人ホームなど、介護が必要な高齢者の日常生活上の支援やお世話を行う場所です。

つまり、このような場でネイリストが相手にするのは若い人ではなく、高齢者の方ということになります。

いくら年を重ねても、「できるだけずっと美しくいたい」と考える人はたくさんいます。とくに女性であれば、年齢関係なく「美」や「ファッション」に興味を持つ人は少なくありません。

美しくなれば心が穏やかに、何となく気持ちも明るくなってくるものです。

最近では、施設で暮らす高齢者に元気になってもらうことを目指し、プロのメイクアップアーティストが高齢者にメイクアップを施す活動もよく行われているようですが、それと同じように、爪をきれいにする技術を持ったネイリストも必要とされているのです。

どんな施術を行うの?

老人福祉施設でネイルに関する施術を行う場合、基本的な内容は「ネイルケア」や「ハンドマッサージ」となっています。

通常のネイルサロンで行うように、たくさんの道具やマニキュアを使った複雑なネイルケアは行わず、やすりを使って爪を軽く整えたり、仕上げにベースコートやトップコートだけを塗るなど、シンプルなやり方が求められることが多いです。

中には体力や抵抗力が落ちている方もいらっしゃるため、使い捨ての道具を使ったり、換気や念入りな消毒を行ったりと、とくに衛生面には気を配る必要があります。

ボランティアで活躍するには?

普段はネイルサロンで働くプロのネイリストが、休日やオフの時間を利用して、短時間だけボランティアを行うといったこともよくあるようです。

老人福祉施設などでの施術は基本的に「無償」での活動となるため、ネイリストを職業としたいのであれば、やはりどこかの店に所属しつつ、余裕のある時間にボランティアをするといった風に考えておいたほうがよいでしょう。

ボランティアの募集は、あちこちで行われています。その代表的な場の一つが「NPO法人 ボランティアネイル協会」という組織です。

ここは個人での登録も可能で、ボランティアのネイリストとして活動することができ、老人福祉施設だけでなく被災地や学校などで活動する人もいます。

ほかにも、インターネットを探せば募集要項はわりと簡単に見つかるはずです。興味のある人は探してみるとよいでしょう。