ネイリストの現状と将来性

ネイルアート人気の上昇とともに、市場は拡大

ネイルアートは若い女性を中心に人気が高く、洋服や髪型にお金をかけるのと同じくらい、ファッションの一部として一般化してきています。

タウンページデータベースによれば、日本における「ネイルサロン」の登録件数は、2001年にわずか892件だったのが、2010年には3,998件にまで伸びを見せています。

一方、NPO法人日本ネイリスト協会が出版した『ネイル白書2016-17』では、ネイルサービスを行う店舗(ネイルサロン他)の数は、2015年で24,450店と発表されています。

この数字はここ数年右肩上がりの傾向となっており、競争激化によって撤退する店もあるものの、それ以上に新規参入する店舗の数のほうが多いとされています。

ネイル産業はまだまだ活発な状態であり、ネイリストの求人募集も多く出ています。

未経験でもアルバイトなどから採用してくれるサロンもありますから、これから目指す人にとってもチャンスは広がっているといえるでしょう。

厳しい競争の中で生き残るために

しかし、ネイルサロンの数が増えていくなかで価格競争が発生し、サービス料金が低価格化していく傾向があるのも否めません。

また「ジェルネイル」をはじめ、気軽に自分自身でネイルアートが楽しめるアイテムも続々と登場しており、わざわざネイルサロンに行かずに「セルフネイルでいい」と考えている消費者も増えています。

そのような状況下においては、いかにお客さまに満足してもらえる技術と、質の高いサービスを提供できるかが勝負になってきます。

価格だけを重視していい加減にやっている店はそのうち淘汰され、オリジナリティあるサービスと、制限があるなかでも「本物」のサービスを提供できるサロンだけが生き残れる時代が近い将来にやってくるとも考えられます。

ネイリストは特別な技術を要する仕事だからこそ、ネイリスト自身としても高い意識を持って、一人ひとりのお客さまと向き合う気持ちが欠かせません。

営業努力が欠かせない

価格競争が起きているからといって、ネイリストのお給料までどんどん下がっていくとは考えにくいです。

価格が安くなるということはそれだけ、さまざまな世代や収入の人が利用しやすくなるということです。

お客さまが増え、価格競争から抜け出せるだけの評判を得ることができればしめたものです。

しかし、たくさんのネイルサロンがひしめき合うなかで、自分の店や、ネイリストとしての自分のファンになってもらうには、たとえば広告の打ち出し方を工夫したり、居心地いい空間をつくったり、他店にはないサービスを提供するなどの営業努力が必要です。

資格の取得や、実績を築いていくことも大切

ネイルアートの人気が高まったり、ネイルサロンの数が増えていくぶん、ネイリスト志望者の数も増えています。

人気のあるサロンや好条件のお店に勤めたいなら、インパクトのある資格を取得したり、しっかりとした実績を築いていくことも大切になります。

また、給料をアップさせたいという高い意識を持っている人は、ライバルと差をつけるためにも、少しでも多くお客さまからの指名や評判を勝ち取る意識も必要です。

技術だけでなく接客態度や人柄なども磨いて、一流のネイリストを目指していきましょう。