ネイリストの離職率

「憧れ」だけでは務まらない

「好きなネイルを仕事にしたい」「手に職をつけて長く働きたい」そんな大きな夢を持って、ネイリストを目指す人が増えているようです。

ところが、いざ学校を出てネイルサロンなどに就職できたのに、ほんのわずかな期間で自主的に辞めてしまった…そういった声がしばしば聞かれます。

サロンによっては、10人の新人ネイリストうち、1年もすれば2〜3人程度しか残らないところもあるそうです。

ネイリストに限らず、人を美しくする美容の仕事は「華やか」「オシャレ」といったプラスのイメージが先行しがちです。

そのため、自分の中で憧れの気持ちがどんどん先行し過ぎてしまった結果、いざ現場に入ってみると予想以上の厳しさにウンザリしてしまうことになるのかもしれません。

なぜ、つらいと感じるのか

どのような仕事でも厳しさはありますが、ネイリストの場合、お客さまあっての商売ですから、お客さまへの気遣いは必須です。

「私は人と話すのが好き!」と思っていても、年代も個性もさまざまな人の相手をするのは思っている以上に大変なことですし、サービス業である以上、何かミスをすれば直接クレームを受けます。

イライラしているお客さまに当たれば、時には理不尽なことで怒られる可能性だってあります。

また、一緒に働くスタッフとのコミュニケーションも重要です。ネイリストの職場は得てして「女性だらけ」になりがちですから、その独特の人間関係が合わないと思ってしまう人もいるようです。

一方、勤務時間や休日、待遇などの条件が合わずに辞めてしまう人もいます。

サロンによってはあまり多くのネイリストを雇うことができず、どうしても一人の負担が大きくなりがちだったり、休日勤務を余儀なくされるところもあるようです。

また、自分の名前で稼げるような実力ある人以外は、そう簡単に高収入を得られる仕事でもありません。

もちろん、勤務先によって職場環境や待遇はかなり異なりますから、これらのことを一言でまとめるわけにはいきません。

しかし、いずれにしても、就職の際は「自分に合った職場を選ぶ」ことが、仕事を長く続けていく大きなポイントになるといえるでしょう。