MRの求人・採用募集状況

大手製薬会社への就職が人気

医薬品情報のスペシャリストであるMRの求人募集を出すのは、おもに製薬会社です。

製薬会社には東証1部上場の大手企業から、特定の分野の医薬品に特化した小規模な企業までたくさんありますが、やはり大手企業のほうが収入や福利厚生面の条件が整っていることが多く、MR志望の学生からは根強い人気があります。

また、最近ではグローバル化の流れのなかで、外資系製薬会社の国内進出が急増しています。

外資系のメーカーの特徴として、個人の実績に対する「インセンティブ」の制度が整っていることが多く、高い売上を上げれば高収入を期待できる一方で、実力が発揮できないときは厳しい局面に立たされることもあるようです。

MRの数が減りつつある現在

MR認定センターの「2016年版 MR白書」によれば、2016年3月末現在、国内全体では64,135人のMRがいると発表されています。

2000年度以降、右肩上がりで増加し続けてきたMRの数ですが、2013年度をピークに、緩やかに減少傾向となっています。

後発医薬品の普及など市場環境の変化もあり、とくに新卒採用を控える製薬会社が増え始めているようです。

今後はまた状況が変わることも考えられますが、新たにMRを目指す人は、業界全体の採用募集状況を注意深く見守る必要があります。

多様化する雇用のスタイル

MRの求人票を見てみると、さまざまな雇用のスタイルがあることがわかります。

国内あるいは外資系の製薬会社に「正社員」として就職する以外にも、MR専門の派遣会社に登録して製薬会社に派遣される「派遣社員」として働くスタイル、あるいは週に何日か短期間で「パート」として働くスタイルもあります。

近年では女性のMRが増えてきたことで、結婚や出産を機に働き方を見直す人が多く、このようなニーズに合わせるかのように雇用のスタイルも多様化しています。

専門職であることに加え、個人の人生設計に合わせた働き方が選べることも、MRが人気職となっていることの大きな理由といえます。