映画宣伝の役割

映画界における仕切り係

映画を宣伝するお仕事。ひと言で言ってしまえばそれまでですが、その仕事や役割はかなり多岐にわたります。

そして、「映画製作」という業界のなかで、宣伝が担う役割も実はかなり重要なポジションなのです。

「縁の下の力持ち&仕切り役」。映画界における宣伝のお仕事をあらわすのにピッタリな言葉です。

監督や俳優などのように表舞台に出ることなく、最初から最後まで裏方で奮闘する仕事です。

パブリシティの出し方、予算の調整、公開館のスケジュールなどから、打ち上げの会場予約まで…調整ごとはほぼ宣伝の仕事と言っても過言ではありません。

仕事上、常に段取りや関連各所の調整などが必要とされることから、必然的にスケジュール管理能力や仕切りがうまくなり、気づけば製作委員会のミーティングや調整なども担当するハメに…なんてこともしばしばあるでしょう。

それだけ、周りに頼られ、信頼されているお仕事。

映画は完成しても宣伝がいないと、何も決まらず、何も進まない。当然「いないと困る!」となることも多く、公開までは休めない日々が続くなんてこともざらにあるようです。

流行やトレンドの心強いご意見番

映画完成前から、宣伝活動が必要不可欠な邦画。宣伝プロデューサーともなれば、完成される映画を宣伝するだけなく、企画段階から入ることも多く、脚本の校正などにも参加することも多々。

原作ものであればヒットしそうな小説をセレクトし、作品が決まったあとは、どんな俳優を主役に持ってくるのか…進んでいく企画をすべて宣伝を担当する側の視点でとらえ、的確に判断し、意見を伝えます。

制作側のスタッフは最新の技術や、今人気の作品など、映画のことに関してはとても詳しいものの、こと世の中の流行やトレンドのこととなるとそこまで詳しく把握していないこともあります。

製作委員会に名を連ねる一般企業に関してはなおのこと、専門外なこともあり、どんな俳優を使い、どんな宣伝を打つのが良いのかまではわかりません。

今どんな作家や小説が注目を浴びているのか、どの俳優がどの年齢層に人気がるのか、ネクストブレイク的な俳優は誰なのか?

そこに関しては、常に世の中のトレンドにアンテナを張り巡らしている映画宣伝が一番詳しく、周囲からの信頼も厚いものです。

「どうしたら映画が売れるのか」という点はもちろん、「どうしたら売れる映画が作れるのか」という視点におい的確な視点を持ち、周囲から絶対の信頼を得ている、そんな人たちが第一線で活躍する映画宣伝たちの特徴といえるでしょう。