映画宣伝の仕事の流れ

映画宣伝の一般的な流れ

映画宣伝は、作品の売り方の方向性である「宣伝コンセプト」を確定させるところから始まります。

それに基づき、作品のもつアピールポイントをまとめた「プレス資料」をつくります。

プレス資料はその映画の「プロフィール」。「こんな作品です」とさまざまな人たちに紹介する重要なアイテムです。

その資料を持ち、各担当者が、マスコミや広告代理店などに売り込みをかけ、さまざまな形でコラボし、映画を紹介してもらえるように交渉を開始します。

売り込んだマスコミや企業の方に作品に興味を持っていただいたら、マスコミ試写会を実施し、マスコミや代理店、映画ライター、評論家、関係者など宣伝に有効に動いてくれる人々を呼び込み、作品を気に入ってもらい、良い方法で映画を紹介してもらえるように仕向けます。

計画的に進める

映画の宣伝は、映画公開日までにどれだけ「これは話題の映画」「見に行かなきゃ損」というイメージを作り上げるかが勝負です。

映画公開日直前に、一番の話題性を創出するために、あらゆる仕込みを計画的に進めていきます。

企業とコラボしたCMを作るタイアップ企画では、約半年~1年越しでの交渉が必要ですし、雑誌とコラボした企画を決めるには、早くて半年、最短で2ヶ月前に編集者と交渉しなければいけません。

テレビ番組は、一般的に、約2~3ヶ月前にゲストブッキングが決定します。新聞やWeb媒体は1ヶ月~2ヶ月前ごろに企画が決まっていきます。

このように、媒体ごとの企画の締め切りの時期に間に合うように、各メディア担当者と継続的に、密接な交渉をしていくことがとても大事になります。

宣伝アイテムの作成

映画館でかかる予告編と掲示されるポスターやチラシなどは重要な宣伝アイテムとなるため、どんな予告編やチラシ、ポスターを作るかを考えることも映画宣伝の大切な仕事です。

劇場と交渉する営業担当と相談しながら、どのタイミングで予告やポスター、チラシを立ち上げるか決め、デザイナーや予告制作会社に「どんな内容のものを作りたいか」を説明し、具体的に作ってもらい形にしていきます。

宣伝を立ち上げる際には、上記のように、1作品ごとに「宣伝コンセプト」と「宣伝計画スケジュール」を同時に制作し、それにのっとり宣伝を推進していきます。