パリコレモデルになれる身長や条件は? 身長が低くてもなれる?

パリコレといえば、世界的なファッションショーの中でも特に注目を浴びるイベントです。

そんなパリコレのランウェイに立つモデルになるには、どのような条件が必要でしょうか。

また、パリコレモデルとして活躍することができた場合の給料や仕事内容についても、気になるところです。

この記事では、パリコレモデルになるための条件や仕事内容、給料などについて詳しく解説します。

パリコレとは

「パリコレ」とは、毎年2月と7月にフランスのパリで開催される、世界中の有名な高級ファッションブランドが参加するファッションショーです。

このショーでは、ファッションブランドが新作を発表し、ファッション業界に大きな影響を与えます。

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パリコレモデルの仕事内容

「パリコレモデル」と呼ばれるモデルたちは、このショーでブランドの新作を着用し、その魅力を世界中にアピールする仕事をしています。

一般のファッションモデルとは異なり、高身長や美しいスタイルなど、特別に優れたモデルだけが選ばれ、そのステージに立つことができます。

世界中のファッション業界が注目する「パリコレ」は、最新のファッション情報をキャッチするためにも重要なイベントです。

また、パリコレに出演することは、多くのモデルたちの夢でもあります。

モデル業界でも、パリコレに出演できるモデルはほんの一握りで、パリコレのステージに立つために、日々練習に励んでいるモデルも多いです。

パリコレモデルになるには

決まった方法はない

パリコレモデルになるには、決まった方法がありません。

パリコレモデルになるための条件もなく、特に身長や年齢などの制限も設けられていません。

また、パリコレに立つための正式なオーディションもありません。

パリコレモデルになる方法は、ただ1つ、ファッションデザイナーに選ばれることです。

パリコレでは、それぞれのファッションブランドがモデルを決めています。

そのため、ファッションブランドから声を掛けられるか、ファッションブランドが主催するオーディションに合格しなくてはなりません。

ファッション業界でモデル経験を積む

まずはファッション業界での経験を積むことが必要です。

パリコレモデルには、一般的なモデルとはかけ離れた類まれな高身長やスリムな体型、美しい顔立ちなど、特定の条件が求められます。

そのため、日頃から運動や栄養管理など、体型や健康管理にも気を配る必要があります。

また、大手のモデル事務所に所属することが、パリコレモデルになるための近道とされています。

大手モデル事務所は、モデルとクライアントをつなぐ架け橋となる存在です。

過去にパリコレに出演したモデルのいる事務所に所属すれば、仕事の機会が広がり、出演できる可能性も高くなります。

さらに、英語やフランス語などの外国語を学び、海外での仕事にも対応できるスキルを身につけることも重要です。

そして、日々の努力や練習を怠らず、自分自身を磨くことが、大切なポイントとなります。

パリコレモデルの選出方法

パリコレに出演するモデルは、一般的に各ファッションブランドが選出します。

パリコレに出演するモデルには、高身長やスリムな体型、美しい顔立ちのほかに、モデルの経験やスキル、人気度なども考慮されます。

各ファッションブランドは、自社のブランドイメージに合ったモデルを選びます。

また、その年のファッションブランドのテーマやコンセプトに合わせたモデルを選出することもあります。

基本的にはブランド側からモデルに直接オファーをしたり、オーディションを開いたりすることで選出されます。

大手モデル事務所のなかには、自社所属モデルの中からそのブランドに合った最適なモデルを推薦するところもあります。

そのため、大手モデル事務所に所属していることが、パリコレモデルになるための近道とされています。

一般的に、パリコレに出演するモデルは、その時点での最注目モデルや、将来性が期待される若手のモデルが選ばれることが多いです。

そのため、地道に活躍し実績を作っていくことが重要になってきます。

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パリコレモデルの身長・体重・体型の基準は?

パリコレモデルの身長・体重・体型などについて、具体的な基準や制限はありません。

とくに近年のパリコレは多様性を大切にするファッションイベントとなってきています。

さまざまな背景や体型を持つモデルが参加するため、特定の身長・体重・体型などの条件を設けてはいません。

ただし、パリコレに出演したことのあるモデルは、一般的に170センチから180センチにかけてと高身長の人がほとんどです。

過去にパリコレに出演したモデルの身長を見ても、森泉さん(173cm)、山田優さん(169cm)、杏さん(174cm)など、高身長の人がほとんどです。

ただし、近年では水原希子(168cm) さんや秋元梢(165cm) さんなどが出演したこともあります。

特定のファッションデザイナーと懇意である場合や、日本人のモデルを多く登場させているファッションブランドもあります。

背が低いからといって、出演のチャンスが全くないわけではありません。

なお、男性モデルの場合は185cmから190cmくらいが多くなっていますが、なかには 180㎝代前半でも活躍しているモデルもいます。

パリコレモデルの顔立ちの特徴

パリコレモデルは、スタイルだけでなく顔立ちも見られる仕事です。

もちろんヘアメイクである程度はカバーすることはできます。

しかし、モデルとして舞台に立つときには、もともとの顔立ちや表情も重要なポイントとして評価されます。

パリコレモデルには、美しい顔立ちを持つモデルが多く出演します。

一般的には、シャープな顎や鼻、高い眉毛や長いまつ毛など、洗練された顔のパーツを持つモデルが多い傾向にあります。

ファッションブランドによって差はありますが、多くのブランドでは華やかさがある、個性が際立つ顔立ちや表情が求められます。

世界中からトップモデルが集まるなかでは、日本人の顔はどうしても地味な印象になりがちです。

ただし、近年ではさまざまな人種や民族にルーツを持つモデルが登場するため、顔の特徴や形状は多岐にわたります。

重要なのは、自分自身の美しさを自信を持って表現し、洋服を美しく魅せることができる表情とポージング能力です。

パリコレモデルに年齢制限はある?

パリコレでは、モデルに対して年齢制限を設けていません。

一般的には、10代後半から20代前半の若い女性が多く参加していますが、明確な年齢制限があるわけではありません。

また、最近では14歳で出演したモデルが「若すぎる」と批判を受けたこともあり、低年齢化を問題視する声も聴かれています。

ちなみに、イギリスでは16歳未満のモデルは禁止されており、アメリカやイタリアもこれにならって同様の制限があります。

パリコレモデルのギャラはどれくらい?

新人の場合であれば、パリコレがきっかけでさまざまな仕事が増え、ようやくモデルとして食べていけるような人も多くいます。

複数のファッションブランドから声がかかるようなトップモデルであれば、一回のショーで100万円単位のギャランティが支払われることも珍しくありません。

このように、パリコレに立つようなトップモデルであっても、ベテランと新人では給料に雲泥の差があります。

またオーディションで合格した場合と、ファッションブランドからオファーがありキャスティングされた場合でも、大きく異なります。

パリコレモデルの雇用形態、働き方

パリコレで活躍するようなモデルになるためには、モデル事務所や芸能事務所に所属するのが一般的です。

なかでも、海外での仕事に強い事務所や、パリコレ経験のあるモデルが所属する事務所を選ぶとよいでしょう。

ただし、事務所に所属したからといって、必ずしもパリコレモデルになれるわけではありません。

安定して仕事をもらえるわけではないので、注意が必要です。

給料も、他のモデルと同じように歩合制で、働いた分だけお給料をいただくという形が一般的です。

パリコレモデルの将来性・今後の見通し

多様な背景や個性を持つモデルが登場

最近では、ファッション業界全体が、多様性を重視する動きを見せています。

パリコレは世界的にも大きな影響力のあるイベントであることから、パリコレモデルの傾向も少しずつ変わり始めてきています。

これまでは、高身長でスタイルの良い白人モデルを多用する傾向にありました。

しかし現在では黒人モデルやハーフモデル、身長の低いモデルなど、さまざまなモデルを使うファッションブランドが増えています。

さらに、身長や体型、人種や民族などの制限が緩和され、これまでにないモデルが登場するようになってきています。

今後は、ますます多様な背景や個性を持つモデルが登場することが期待されます。

自分自身の魅力を生かして活躍する

これからパリコレモデルを目指す人は、年齢や国籍、実績を問わないモデルと競争していかなくてはなりません。

また、最近では、SNSやインターネットを通じた情報発信やプロモーションが活発化しています。

モデルたちは、自分自身のブランディングやファン層の獲得にも積極的に取り組むことが求められています。

自分自身の魅力を最大限に引き出し、活躍するモデルたちがますます増えていくでしょう。

男性でもパリコレモデルになれる?

パリコレには、男性モデルも参加しています。

主に女性向けのファッションショーとして知られていますが、パリコレでも男性モデルが登場するブランドやショーがあります。

男性モデルにも、女性モデルと同じように、美しい外見や体型だけでなく、自信と魅力的な表現力があり、洋服を美しく魅せるスキルが求められます。

女性モデルと同じく競争が激しいため、男性でもパリコレモデルになることは十分可能ですが、そのためには経験や努力が求められます。

有名なパリコレモデル

15歳でモデルデビューをした杏さんは、2005年からパリコレで活躍しており、アナスイやルイ・ヴィトンなど有名ブランドのショーに出演しています。

2006年には「News week誌」の「世界が尊敬する日本人100人」にも選ばれています。

萬波ユカ

FENDIやGIVENCHYなど有名ブランドの広告塔となり、ミラノコレクションやニューヨークコレクションにも出演するモデルです。

モデルに転身する前は、オペ室での勤務経験も持つ看護師をしていたという異色の経歴の持ち主です。

斎藤工

俳優としても活躍している斎藤工さんも、パリコレに出演しています。

若手のときには、パリコレに出演するために、「100ほどもあるオーディションを3日ほどで自分でプランを練って参加した」というほどの努力家です。

栗原類

栗原類さんは、注意欠陥障害という発達障害を抱えながらもモデルとして第一線として活躍しています。

最初にパリコレに出演してからというもの、年2回のパリコレ期間中は現地に通っているそうです。

ショーの見学中にキャスティング担当者に突然スカウトされ、その当日急きょ出演を果たしたというエピソードも知られています。

「パリコレモデルになるには」のまとめ

パリコレには、世界中のトップモデルが出演するイメージがありますが、近年では多様性が重視され、日本人をはじめさまざまなモデルの人たちがショーに出演しています。

こうした傾向は今後もさらに続き、これまでにないタイプのモデルの活躍が増えていくと考えられます。

パリコレに出演するためには、こうした多くのモデルとの競争に勝ち抜いていく努力が必要です。