麻薬取締官のやりがい

地道な捜査の成果が出たとき

麻薬取締官はさまざまな薬物犯罪を防ぐために日々奔走していますが、いざ被疑者を捕まえる瞬間はあっという間で、水面下での情報収集や張り込みなどを行う時間のほうがずっと長いものです。

このような、気の遠くなるような地道な捜査活動が実を結んだ瞬間は、それまでの大変さが吹き飛ぶほど、大きなやりがいを感じられます。厳しい仕事ではありますが、その達成感によって「また違法薬物を取り締まろう」という活力が生まれてきます。

人間と深く関わる仕事であること

違法な麻薬に手を出してしまうのは、一部の特別な人だけと思われているかもしれません。しかし、麻薬取締官たちは、どんな人でも麻薬の世界に入ってしまう可能性があり、自分たちと麻薬中毒者との違いは紙一重だと言います。

人間は誰しも欲望を持っています。たしかに麻薬は一瞬の快楽をもたらしますが、一度乱用してしまえば後戻りするのが難しく、精神まで破壊されてしまいます。

その恐ろしさを理解したうえで、実際に中毒に苦しんでいる人と接し、再び健全な人生が送れるよう導くこと。

そんな麻薬取締官の仕事は精神的に苦しいこともたくさんありますが、どこか人間の本質を覗き見る気持ちにもなり、改めて人間の難しさと奥深さを感じるのだそうです。