麻薬取締官の採用募集試験と倍率

少数精鋭の麻薬取締官

巧妙化している薬物犯罪を根絶することは非常に難しいため、麻薬取締官は時代が移り変わっても確実に需要のある仕事です。

特に、近年ではインターネットを利用した密売などで若年層や一般の主婦、会社員までもが薬物に手を出す時代になっており、麻薬取締官の仕事は大きく注目されています。

しかしながら、大変専門性の高い仕事であることや捜査活動を中心に行うことなどから、麻薬取締官の数は全国でもわずか260名程度と、少数精鋭の部隊として設置されています。

倍率は50倍にも

麻薬取締官は、厚生労働省の地方支分部局である地方厚生(支)局に設置されている全国の麻薬取締部に勤務しますが、国家公務員には必ず定員があり、麻薬取締部は組織自体が大きくないため、採用人数は常に若干名であることがほとんどです。

実際の採用募集状況としては、行政区分の関東地区では定期的な採用活動がありますが、それでも採用者数は若干名となっています。

麻薬取締部では定員が決まっており、基本的には定年退職者や離職者などで欠員が出た場合に新たな人材を採用するという考え方になるため、突然大人数を採用するといったことは考えにくいといえるでしょう。

正確な倍率は発表されていませんが、少なくても10倍以上、年によっては50倍を超えることもあるなど、非常に狭き門であることは間違いありません。

採用活動に関して

国家公務員試験一般職試験(大卒程度)を受けて目指す場合、麻薬取締官の定期的な採用活動を行っているのは関東地区のみですが、近畿地区でも大抵の場合は採用を実施しています。

また、東海地区でも実施する場合がありますが、それ以外の地区ではほとんど募集がありません。

また、薬剤師資格を有している場合も採用試験への応募が可能ですが、募集がかけられるのは基本的に定年退職者や離職者などで欠員が出た際となるため、定期的に採用活動が行われるとは限りません。

履歴書や面接での熱意、人柄などを総合的に判断して合否が判断されています。

プラスとなる能力

最近では、PCを使ったデータ作成をすることも増えているため、ITリテラシーに優れている人を積極的に採る傾向にもあると言われています。また、外国人犯罪者も増えているため、英語をはじめとする語学力もプラスになるでしょう。

採用説明会の開催

採用人数や採用情報の詳細関しては、麻薬取締官のホームページに掲載されます。小さな組織であるだけにあまり情報が出回っていませんが、地区ごとの麻薬取締部において、志望者を対象とした採用説明会や職場見学も実施されています。

そちらの情報もホームページに掲載されるため、関心がある場合には積極的に参加すると良いでしょう。