マンション管理士の求人・採用募集状況

当面底堅い求人状況

日本では、リーマンショック前の2004年から2008年頃にかけて、かつてないほどマンションの供給過剰が起きました。

本来これは、不動産業界としてはあまり好ましいことではなく、マンション価格の下落や空室率が上がることなどの悪い点のほうが多いものです。

しかしながら、マンション管理に関しては別です。

法律により、マンション住民は必ず管理組合というものを作る必要があり、その管理組合に対してマンション管理士はコンサルティングなどのサービスを提供します。

そのため、空室の有無にかかわらず、マンションが増えれば増えるほどマンション管理士の仕事も増大するといえます。

供給過剰となったマンションがある現在では、マンション管理組合から管理業務を委託されているマンション管理会社を中心に、マンション管理士の求人はよく見かけます。

また、近年マンション市場も好調に転じつつあり、ここでまたマンションの供給数が増えれば、それもマンション管理士の求人につながります。

そのため、当分の間マンション管理士の求人は底堅いと考えられます。

他の不動産資格と比べて景気に左右されにくい

マンションの管理は、不動産業のなかでも売買や賃貸と違って、景気に左右されにくいものです。

売買や賃貸は、景気が悪くなると人々の財布のひもが固くなって、その影響をもろに受けることになります。

しかしながら、マンション管理はすでにそこに住んでいる人を相手に行うものであり、それをコンサルタントするマンション管理士は、その仕事が減ることはありません。

景気が悪く、新規のマンションが供給されないとなれば仕事は増えませんが、既存のマンションの補修や修繕といったことは景気に関わらず実施されるため、マンション管理士としての仕事の全体量はあまり影響を受けません。

そのため、景気による影響は、他の不動産系資格と比べると小さい傾向にあります。

プラスアルファがあればかなり有利

マンションの管理にはさまざまな知識やスキルが必要です。

たとえば、ボイラー等の機械設備を修理したり点検したりすることができる資格(ボイラー技士など)や、リフォームなどの建築関連の知識が豊富だと、マンション管理業界からは非常に優遇されます。

また、知識ばかりでなく、住人や組合員同士のトラブルを素早くきれいに片づけるような交渉術や折衝能力があれば、それもまた重宝されますし、評価にもつながってきます。

このように、マンション管理をするうえでのプラスアルファのスキルがあれば就職や転職でも有利となります。

「宅地建物取引士」など別の資格を併せて取得することで、独立開業する人もいます。