書籍用漫画家はデビューしやすい

書籍用漫画家とは?

書籍用の漫画家というのは、学習漫画を描いたり、文章がメインの本でイラストを挿入する感覚で漫画を提供する漫画家のことです。

漫画のスタイルは千差万別で、ストーリー漫画のような長いコマ割りの時もあれば、4コマの時もありますし、1コマのときもあります。

さらに変わったケースでは、絵ではなく写真を用いて漫画にすることも要求されたりと、その書籍の内容やコンセプトによって、表現方法は実に多彩になります。

読解力が非常に重要

本の内容を読み取って、それに合う漫画をつけるのが仕事ですから、非常に高い読解力が要求されます。

たとえば歴史の学習漫画を描くなら、当然その歴史について知っていなくてはなりません。

鎧のデザイン一つとっても、しっかりとした時代考証が必要になります。

もしデザインが違っていたら、その鎧が登場するシーンすべてが描き直し、ということになってしまうため、「この時代はどういう鎧が使われていたのか?」などという考証を、監修の先生と一緒に丁寧に行なっていきます。

こうした読解力や知識も必要になるのが、書籍用漫画家です。もちろん、学習漫画だけでなく、他のジャンルの書籍の場合も同様です。

なぜ書籍用漫画だとデビューしやすいのか

漫画家と聞くと多くの人が娯楽誌の漫画家を連想するように、漫画家志望者も皆そっちを連想し、そっちを目指します。

そのため、書籍用の漫画は、娯楽の漫画と比べると競争率が格段に低いのです。

近年、書籍メインで活躍する漫画家も増えたことで、だんだん人材が集まってきましたが、それでもまだまだ、娯楽誌に比べたら人材不足の感は否めません。

加えて出版社はますます漫画の採用を多くする方向で動いています。同じ内容の本でも、漫画にするだけで「違う本」として出版することができるからです。

書籍が飽和状態である出版業界では、そうした理由から、漫画がますます重要になっています。