漫画家の職業病

トップは「運動不足」と「眼精疲労」

漫画家はとにかく運動不足になります。一日中机に向かっている仕事ですから、これは仕方がありません。

同じデスクワークでも、毎日会社に出勤するサラリーマンの場合、その出勤時間だけでも少しは運動になっているのですが、自宅が職場になっている漫画家の場合、その運動時間すらありませんから、本当に運動量が少なくなります。

そして運動不足と並んで深刻になるのが眼精疲労です。とりわけデジタル作業がメインの漫画家の場合、これがより深刻になります。

いわゆる「テクノストレス」というものですが、かなり細かい部分まで絵を吟味するために、画面を見つめ続けるため、こうした漫画家の眼精疲労はかなり慢性的なものになっています。

デビュー前から運動習慣をつけておくことが大切

しかし、これらの職業病は、ちょっとした運動習慣で解決することができます。

運動といっても、わざわざジムに通ったりする必要はありません。

そんなまとまった時間は確保できなくても、たとえばコーヒーを淹れようと思ってお湯を沸かしている間、ずっとスクワットをしているなどの運動でも、体の状態はまったく違ってくるわけです。

眼精疲労でも同じで、目にずっと単調な動きをさせていることで起こるものですから、これも適度に目の運動時間を取り入れればいいのです。

パソコンが立ち上がるまでの時間に眼球をグリグリ回す運動をするなど、これだけで目のスッキリ度合いはだいぶ違ってきます。

こうした習慣をデビュー前からつけておくと、いざ念願かなってデビューした後も、職業病で苦しむことは少なくなるでしょう。

一番の予防は「楽しむ」こと

他の職業でもいえることですが、その仕事をいやいややっているか、楽しみながらやっているかで、職業病の深刻さはまったく変わってきます。

もちろん、楽しんでいれば職業病にならないというわけではありません。

やはり物理的にかかるときはかかりますが、それでもいやいややっている人に比べれば、その症状はだいぶ軽くなるはずです。

漫画家になると、デビュー前に想像していたほど楽しいことばかりでないことに気付くと思います。

この時、こうした「楽しむ力」があるかないかで、その人の漫画家人生はまったく別のものになってきます。

こうした気持ちは学校でもアルバイトでも養えるので、ぜひ心がけておきたいものです。