漫画家の生活

漫画家の生活というと、真っ先に思い浮かべるのは「お金がない」「締切に追われて寝る時間もない」というイメージかもしれません。

実際問題、漫画家はフリーランスや自営業のような仕事なので、好きなときに好きなだけ働けますが、毎月の収入は安定していません。

連載などを持っていても、原稿料などは出版社、ページ数、内容によって違ってくるためピンキリです。

気になるお給料

好きなことを仕事にするとはいえ、生活していかなければなりませんから、お金のことはどうしても気になるもの。主な収入は下記のようになります。

原稿料

基本の収入は原稿料。金額は出版社によって違いますが、1ページ当たり数千円〜数万円ほど。

印税

連載などで人気が出て、単行本や電子コミックなどが出ると、その発行部数によって印税が入ります。

目安としては8〜10%程度。

売れっ子とそうでない漫画家とで、収入に大きく開きが出るのは、この印税の影響が大きいのです。

その他、アニメ化・映画化などにともなう収入

単行本が売れ、さらに人気が出ると今度はアニメ化されるようになります。

アニメ化されれば必然的にグッズも出ますし、映画化されることもあります。

最近は実写化などもあるようですし、仕事が広がれば広がるほど収入は多くなります。

新人時代はお金がない、売れてくれば時間がない

当たり前ですが、漫画家は売れなければお金がありません。

必然的にアシスタントやデビュー仕立ての下積み時代は、毎日の暮らしに困るような生活をしなければならないことが多いです。

それを乗り越えて売れてくると、こんどは締切との戦いになります。

漫画のほかにもアニメやグッズなど関連する仕事が入ってきたり、連載のほかに読み切りを描いたりなど、さまざまな仕事が入ってきます。

3日連続で締切があるという売れっ子漫画家も中にはいるそうです。

新人時代もプロになっても、節約生活をしたり徹夜をしたりと不規則な生活になりがちな職業なので、健康に気を付けることが重要になります。

プロ漫画家の生活は?

漫画制作は、編集者との二人三脚です。

まずは打ち合わせとネタだし。どんな話にしようか?ということを編集さんとアイディアを出し合います。

そこで、そのお話でいくのかいかないのかを決定します。

たまにネタがまったくないときもありますが、その時には、編集さんから「これはどうでしょう?」と提案してくれることもあります。

そのあとは取材。これは描く内容によるので必ず必要というわけではありません。

たとえば医療系やその業界ならではの漫画を描く場合、なかなか現場の人でないとわからないことなどを聞きに行ったり資料用の写真を撮影したりします。

それからネームを考えます。これは編集者と一緒に内容までしっかり考えることもあれば、漫画家一人で考える場合もあります。

できたネームを編集者に送り、OKが出たら作業に入ります。

また不規則なイメージのある漫画家の生活ですが、中には会社員より規則正しい生活をしている人もいます。

ある漫画家さんの連載中の生活は、毎週ネームに1日、ペン入れに3日、仕上げに1日そして入稿。残りの2日は休みというサイクルだそう。

毎日のサイクルも、基本的に徹夜はせず、会社員のように朝9時に仕事場に入り、夜8時まで仕事。途中、お昼休みと夕食に1時間ずつ休憩をはさむという毎日を過ごしている方もいます。

長期連載を可能にするには、生活リズムもしっかり管理することが大切なのかもしれません。