下積み時代の漫画家のバイト

娯楽漫画で連載したいなら、アシスタント

下積み時代の漫画家のアルバイトとして真っ先に連想されるのが、漫画家のアシスタントでしょう。

実際、多くの有名な漫画家さんが、デビュー前には誰かのアシスタントをしていました。

アシスタントをしていると、背景などの描写技術が向上することはもちろん、「自分がデビューした後、どうやってアシスタントを使うか」というイメージトレーニングにもなるため、娯楽漫画で連載を目指す人にとっては、一番のアルバイトといっていいでしょう。

「普通のバイト」もすべて勉強になる

しかし、アシスタント以外の「普通のバイト」でも、いい勉強になります。

たとえば、珍しいアルバイトだったら、それだけで短編のネタになります。

また、一般的なアルバイトだったとしても、たとえば少女漫画などの、日常生活が舞台で進んでいくストーリーの場合、そうした普通の世界をリアルに描写できることもとても必要になるので、これもやはりいい勉強になるのです。

アルバイトの経験が立派な「勉強」になるわけです。

要は、何でも「これはプラスになる」と思えるかどうかです。何事も漫画のネタにならないかと考えて生活してみましょう。

バイト履歴をひたすらネタにすることも可能

生活するためにいろいろなアルバイトを経験している漫画家さんは、今も昔も多数見えますが、それ自体を作品にしてしまう、という発想もあります。

実際にヒットしている漫画だと「臨死!!江古田ちゃん」は、いろいろなアルバイトのリアルな事情をネタにしながら、4コマ漫画を描いています。

また、「江古田ちゃん」のように娯楽漫画でネタにするだけでなく、書籍の世界で、「○○バイトの裏事情」などのように、完全にレポートに徹する漫画が描かれることもあり、「アルバイト自体が作品になる」ということもよくあるのです。

したがって、「デビューできるまでの我慢」とただ耐えるのではなく、「デビュー後に必要な取材を今している」と思ってアルバイトをするのがいいでしょう。