漫画家の原稿料・印税

週刊連載の原稿料

週刊連載の漫画家の収入は、大きく「原稿料」と「印税」で成り立っています。

原稿料は、連載される作品に対しての収入であり、「ページ単価×ページ数」の金額が漫画家に入ってきます。

ページ単価は、その漫画家のキャリア、人気、雑誌のレベルによって千差万別ですが、だいたい「数千円〜数万円」というのが相場です。

極端な話、あまり売れていない雑誌では、原稿料ゼロのときもあります。

印税について

週間連載をしていた作品の人気が出ると、単行本(コミック)化されることになります。

こうなると、作者である漫画家は、加えて単行本の発行部数に応じた「印税」をもらえるようになります。

コミックの印税は8%〜10%程度といわれています。作品によりますが、人気が出れば出るほど連載が長くなり、単行本の巻数が増え、そして1巻あたりの発行部数も増えていくため、多くの印税を得ることができるようになります。

億単位の年収を稼ぐ有名漫画家は、もちろん原稿料も相当高く設定されていることがほとんどですが、あわせて印税収入も高額となっています。

書籍の漫画の印税(漫画家が著者である場合)

書籍の印税の場合、一般的には定価の6%〜10%が作者の取り分になるといわれています。

印税の基準となる部数は、大手であれば発行部数となりますが、中小出版社の場合は実売部数を基本に計算されるケースも多いです。

印税6%の取り決めで実売部数が基準となる場合、たとえば1,000円の本が一冊売れたら、著者には60円が入ってくるわけです。

書籍の一般的な初版部数は5,000部なので、もし初版が全部売れたら60円×5,000部で、30万円が著者に入ることになります。

印税は、本が売れる度にリアルタイムで入ってくるわけではありません。その年の終わりに、一年で発行された(あるいは売れた部数)を出版社が計算し、その部数に応じて、印税が支払われます。

自分の作品を評価してくれる人がいて、出版した後はとくに何もしていないのに、年末にボーナスのように印税がまとめて入ってくる、これはとてもありがたいことです。

企業の広告漫画の場合

企業の広告などに漫画を提供する場合、納品後数ヶ月以内に報酬(ギャラ)が支払われます。

ギャラが支払われるまでの期間は、その企業や漫画家のキャリアによって大きな違いがあり、新人だと半年くらい待たされることもあるのが実情です。

キャリアがあって、あるいはとても素晴らしい作品を提供して、企業が「この漫画家とは末永く付き合いたい」と判断した場合は、通常より支払いが早くなることもあります。

ただし、支払いのスピードは企業の経営状況によっても変わってくるため、必ずしも漫画家の力量のみで決まるわけではありません。