学習漫画の漫画家になるには?

ますます需要の高まる学習漫画

もともと学習漫画は子どものためのものでした。

しかし、近年ではそれを読んで育った世代が大人になっているため、大人でも仕事の学習のために漫画を読みます。

企業の新人研修のマニュアルでも漫画が採用されるような時代です。

書店には「漫画でわかる○○」のようなシリーズがあふれ、また、それ以外の通常の本でも、ところどころに漫画が挿入されているものは多々あります。

加えて、漫画でなくコミックイラストを使ったものまで入れたら、もう把握しきれないほどの割合で学習漫画は出版界に浸透してきており、漫画家志望者にとって、大きなチャンスがある分野といっていいでしょう。

漫画の技術だけでなく、学習能力も必要

学習漫画ですから、これでいいものを描くには、当然学習能力も必要です。

たとえば歴史の漫画を描くなら、その歴史を自分でもある程度勉強する必要があります。

とはいえ、もともと知っている必要はありません。

もちろん、事前に知識があった方が有利ではありますが、「こういう仕事が来ていますが、描けますか?」と聞かれた後で、急いで勉強すれば大丈夫です。

ほとんどの仕事は「初めて」であるため、そこでひるまず、「できます!」といい、実際にやってみせることが大切です。

こうしたことから、ただ「漫画が好き」というだけでなく、必要に応じて必要な勉強を抵抗なくできる、適応力やサービス精神の高い人材が学習漫画の漫画家に向いているといえます。

海外でも高まる需要

近年、日本の学習漫画は世界で評価が高まっています。

もともとドラゴンボールなどの娯楽漫画は世界中でヒットしていましたが、その日本漫画のクオリティに対する信頼が、学習漫画でも広がっているのです。

海外の漫画は、日本のように高度で大人向けなものが少なく、どれも単純な勧善懲悪のスーパーヒーローものなので、海外の漫画家では、学習漫画のような複雑な漫画は描きにくいのです。

そうした中で、日本の漫画家の学習漫画のノウハウは注目を集めており、今後海外でもますます活躍のチャンスが増えていくと考えていいでしょう。