メイクアップアーティストが独立してフリーランスになるには?

メイクアップアーティストは独立して働くことも可能です。

サロンや事務所を構えるところもあれば、自分が現場に出向くこともあります。

またフリーランスになるには、対人スキル・スケジュールの管理能力・フットワークの軽さも大切です。

この記事では、メイクアップアーティストが独立してフリーランスになるために必要なことを解説します。

フリーランスの独立

メイクアップアーティストは、独立して仕事をする人もいます。

売れっ子になれば日本はもちろん、世界でも活躍できる可能性がありますし、「自分の名前で仕事をとってくる」という会社勤めの時とは違ったやりがいを感じられるでしょう。

フリーランスとして活躍する場合、

  • 自分でサロンや事務所を出店する
  • 店舗は持たずに自分が毎回現場に出向く

によって、働き方は大きく異なります。

サロンや事務所を構えるのであれば、そのための雑務が増えますし、物件取得費や光熱費、通信費など資金も必要となります。

一方、フリーランスとして仕事が入ったら都度現場に向かうような働き方であれば、自分の体とメイク道具だけ揃っていれば仕事ができるため、手軽に独立しやすいといえるでしょう。

どちらを選ぶにせよ、独立直後は仕事が思うように入らなかったり、仕事量に波が出たりする可能性もあるため注意しておきましょう。

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現場でキャリアを積む

フリーランスのメイクアップアーティストを目指すときには、企業やプロダクションに所属して働いたり、メイクアップアーティストのアシスタントを経験したりして知識やスキルを身につけるのが一般的です。

企業やプロダクションに所属する場合も、アシスタントになる場合も、基本的にはまず先輩メイクアップアーティストに同行して、現場で補佐的な仕事を行います。

メイク道具の準備や手入れ・荷物運び・片付けなどのほか、仕事のスケジュール調整や、クライアントとの連絡などまで任されることもあります。

修行中は技術ももちろんですが、最も覚えるべきは

  • モデルやお客さまとのコミュニケーションのとり方
  • 現場での立ち振る舞い方

だともいわれます。

アシスタント時代は厳しさを感じることのほうが多いかもしれませんが、熱意を持って仕事に取り組んでいれば、必ず成長できるでしょう。

一人前になるための修業期間は?

修行期間がどれくらいになるかは、一概にはいえませんが、少なくとも2年から3年は下積みの気持ちで働かなければ、一人前とはいえないとされています

実力がついてきたら先輩が少しずつ仕事を回してくれることもありますし、完全に先輩の手を離れて、フリーで働くといった人もいますが、まずはお客さまのあらゆるニーズに応えられるだけの知識と技術を得ることが第一です。

さらにさまざまな現場で仕事をこなし、各所に顔を売って人脈を築いておくことも大切です。

こういった業界では「人が人を呼んでくれる」こともあるため、プロダクションや企業等に所属しているうちに、できるだけあちこちに自分の名前を知ってもらうように努力することが大事です。

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フリーランスのメイクアップアーティストに求められること

フリーランスのメイクアップアーティストに求められること
  • 対人スキル
  • スケジュールの管理能力
  • フットワークの軽さ

対人スキル

メイクアップアーティストは、若い人から年配者までさまざまな立場の人と接します。

だからこそ、どんな人とも上手にコミュニケーションがとれることは大きな強みとなりますし、必須条件ともいえ、なかには有名タレントに気に入られて、専属メイクアップアーティストとして大成する人もいます。

スケジュール管理能力

フリーランスのヘアメイクアップアーティストにとって、遅刻や欠勤は許されません。

フリーの場合は一度のミスで仕事を失ってしまう可能性もあるため、基本的なことですが、時間や約束は守るなど、毎日きっちりと仕事をこなすことが信頼に結びついていくのです。

フットワークの軽さ

フリーで働くのであれば、フットワークが軽いことも大事です。

また、普段から人付き合いを大事にし、人脈を広げておくことも重要です。

さまざまな場所でヘアメイクができることをアピールしておけば、予期せぬ時に声がかかるかもしれません。

フリーランスのメイクアップアーティストのメリット・デメリット

フリーランスのメイクアップアーティストのメリットは、仕事の幅が大きく広がることです。

企業やプロダクションに所属する場合、上から与えられた仕事や企業内での仕事しかすることができませんが、フリーランスとなれば実力次第でさまざまな場所で活躍できます。

また、仕事の量や種類を自分の裁量で決められるため、自分の好きな仕事や得意な仕事を選べ、自分のスキルや知識を存分に生かせます。

ただし、フリーランスとなるまでには長い時間と経験が必要です。

フリーランスとなってからも実力と実績を積み重ねていかなければ、継続して仕事をもらえないことはあらかじめ覚悟しておくことが必要です。

フリーランスのメイクアップアーティストの給料・年収

フリーランスのメイクアップアーティストの給料は実力や仕事量により大きく異なります

仕事がなければ収入は0円となってしまう一方、売れっ子のメイクアップアーティストの年収は数千万円以上ともいわれています。

テレビや大手出版社と専属契約を結んだリ、オリジナルコスメや美容本、DVDなどで大ヒットを記録すれば、年収は億を越える場合もあります。

フリーランスのメイクアップアーティストとして成功する人は本当に一握りですが、いつの時代も「美」が求められていることから、廃れることのない職業として、成功を目指せるでしょう。

メイクアップアーティストが独立してフリーランスになるには? のまとめ

フリーランスとして活躍するにあたって、自分でサロンや事務所を出店する場合と、店舗は持たずに自分が毎回現場に出向く場合とで、働き方が変わります。

どちらを選ぶにせよ、仕事が思うように入らなかったり、仕事量に波が出たります。

また、予めメイクの知識やスキル、コミュニケーションのとり方や、現場での立ち振る舞い方を身につけている必要があります。

一人前になるためには、2年から3年は下積みの気持ちで対人スキル、スケジュールの管理能力、フットワークの軽さを磨き、できるだけ自分の名前を知ってもらうように働かなければなりせん。

収入は、実力や仕事量により大きく異なり、オリジナルコスメや美容本、DVDなどで大ヒットを記録すれば、年収は億を越える場合もあります。

いずれにしても、いつの時代も「美」が求められていることから、廃れることのない職業として、成功を目指せるでしょう。