舞妓の給料・年収

舞妓に給料は発生しない

舞妓はお座敷で日頃から技を磨いている唄や踊り、三味線などの芸事を披露して客を楽しませ、お酌などでもてなす言わばサービス業の一端を担っているといえます。

しかし、基本的に舞妓は収入を得ることができません。なぜなら舞妓は「芸妓」の見習いであり、修業中の身であるからです。

舞妓は置屋に住み込み、他の舞妓や女将と共同生活をします。そしてお座敷で披露する芸事を日々習います。この際の生活費や衣装代、習い事にかかる費用はすべて置屋の女将さんが出資してくれます。

舞妓は給料を得ることができませんが、衣食住にかかる費用をまったく負担する必要もないため生活には困らないと考えてよいでしょう。

ちなみに舞妓一人に必要となるお金は、各置屋でも異なりますが、中には一ヶ月に30万円ほどもかかる場合もあるそうです。

舞妓が自由に使えるお金は

舞妓は自分のお金をまったく持てないのかというとそうではありません。女将さんから毎月1〜2万円ほどのお小遣いをもらえます。

また、経験を重ね、お座敷に出るようになれば、お客さんからおひねりや贈り物をもらうことができるようになります。

舞妓は修行が本分であり「仕事」とは言い切れない面もありますが、他の職業に就く同世代の女性と比べれば、決まった収入がない分、自由に使えるお金がほとんどないことを覚悟しておくべきでしょう。

芸妓は普通の社会人

舞妓が無給なのはあくまで芸妓になるための見習いという立場であるためです。将来、芸妓になった場合は舞妓と同じ業務に賃金が発生します。

その代わり、一般の社会人と同様に生活費は自分の収入から捻出し、住居も自分で見つけなければなりません。

芸妓は完全歩合制であり、お座敷1時間につき2〜3千円が自給として支払われるのが相場です。お座敷は毎日どこかしらで行われているため、定期的に呼ばれればそれなりの収入が見込めるでしょう。

しかし、着物や化粧にかかる費用も賄わなければならないため、場合によっては苦しい生活を強いられる可能性もあります。

舞妓を途中で辞めてしまったら

舞妓が一人前になるまでに必要な費用は期間によってもちろん差はありますが大体1000万円程度かかるといわれています。これをすべて置屋が負担してくれるのです。

舞妓の中には置屋での生活や習い事に困難を感じて辞めてしまう人もいます。早くに辞めてしまった場合、置屋からそれまでにかかった費用を請求されてしまうこともあります。

憧れだけでは務まらない厳しさのある立場であるため続けられるかどうかをしっかりと判断してから、舞妓を目指した方がよいでしょう。