副業、兼業のマジシャン

本業にするには覚悟が必要

マジシャンは、仕事をしたぶんだけ報酬をもらうという給料システムになっているのが一般的です。

イベントが多い季節なのかどうかや一回のステージの報酬がいくらかによって収入が大幅に変化するので、サラリーマンのように毎月安定した給料が望めるわけではなく、住宅手当や扶養手当などの福利厚生にも期待できません。

このため、マジシャンの仕事だけを本業にして生活をしていくのはとても大変なことで、相当な覚悟が必要だといわれています。

高い実力や人気があるマジシャンの場合は別ですが、それ以外の人は、他の仕事やアルバイトをかけもちして働いていることも珍しくありません。

いわゆる「副業」「兼業」状態のマジシャンです。

「副業」「兼業」ができる理由

このように、マジシャンの仕事を「副業」あるいは「兼業」にしている人の考え方は、2つの種類に分かれます。

ひとつは「いつかはマジシャンの仕事だけで食べていけるようになりたい!」という夢を持っている人で、実力や人気が出るまでのつなぎとして他の仕事もしている人です。

若手のマジシャンや、家族を養っているマジシャンはこのような状況で副業していることが多いようです。

もうひとつのパターンとして、最初からマジシャンの仕事で食べていくことを思い描いていない人もいます。

「マジックは好きだけど趣味の延長くらいの感じでいい」と割り切っていることもありますし、「家事や育児と両立できるくらいの頻度でマジシャンの仕事ができればいい」という考えを持っている女性の場合もあります。

いずれにしても、マジシャンの場合は単発の仕事が多いので、副業や兼業がしやすいということが大きな特徴としてあげられます。

「お花見シーズンの宴会」「ゴールデンウィークのイベント」「夏休みの子ども向けのショー」「クリスマスパーティー」など、マジックが行われるのは休日が多いので、このようなときだけ単発で仕事を引き受ければ、他の仕事に差し支えなくマジシャンの仕事をすることができるでしょう。