救急救命士の勤務時間・休日

特殊な勤務体系

救急救命士は出動の要請があれば日夜を問わず現場に出向き、傷病者に対して適切な施術が可能な病院をスムーズに見つけ、応急処置を施したうえで病院までスピーディーに運搬します。

そのため、どんな時間の出動命令にも対応できるよう、救急救命士は「24時間勤務体制」で働きます。

これは決して24時間神経を尖らせて消防署に張り付いておくという意味ではなく、食事や風呂、仮眠などの時間も含まれていますが、出動命令が下ったときには出動を最優先にするというシステムになっています。

消防署で待機している間は、訓練やミーティングなどを行います。食事はもちろん、仮眠の際にも通報があれば即座に現場に急行します。勤務地によっては絶えず出動があり、休む暇もありません。

24時間勤務では、食事休憩が昼・晩それぞれ1時間、仮眠休憩が6時間〜8時間設けられています。

とはいえ、この間にも要請があればすぐに出動するため、勤務時間は丸1日と考えておけばよいでしょう。

勤務サイクルについては、消防局や消防本部によって異なりますが、「24時間勤務の後は翌日1日休み」という形が一般的です。

24時間のハードな勤務ということもあり、連日勤務になることはほとんどありません。

休日

救急救命が必要な傷病者はいつ発生するかわからないため、救急救命士は365日、24時間を交代で勤務することになります。

したがって、カレンダー通りの休みがとれるという仕事ではありません。

基本的に「1日目に24時間勤務し、2日目は非番」という形の繰り返しで働きますが、月に数日は3日目となる非番の翌日に「公休」という休みが入ることもあり、その際は実質的に連休のような形で、ゆっくりと心身を休めることができます。

消防署に所属する消防官の数が十分であるほど、非番の日が多くなる傾向があります。

普段の24時間勤務の後は朝方に帰宅することになるため、どうしても昼夜逆転の生活になりがちです。休める時間にしっかりとリフレッシュし、健康管理に気を付けることも大切です。

そして、睡眠時間が確保できなくても耐えられる強靭な体力と、出動指令の際には即座に集中できる精神力を備える必要があります。