女性の競艇選手(ボートレーサー)

男女が対等に戦える数少ないスポーツ

競艇選手(ボートレーサー)の数は、2014年2月の時点で1583名です。そのうちの12%にあたる190名が女性です。

ボートレースは、男女関係なく、同じレースに出場します。男女が、同じ条件で対等に戦える数少ないスポーツです。

体力や筋力では、確かに男女差がありますが、それをテクニックや経験で補い、勝利をあげる選手も少なくありません。なお、女性レーサーの体重制限は、男性が50.0kg以上であるのに対し、47kg以上となっています。

なお、ボートレーサーになるための「やまと学校」の受験資格は、男子47.0kg以上57.0kg以下、女子42.0kg以上50.0kg以下となっています。
競艇選手(ボートレーサー)養成学校の難易度・合格率

女性レーサーのレース

もちろん女性レーサーだけで争うレースも開催されています。意地とプライドをかけて張り合う女性専用レースは人気が高いです。

賞金女王決定戦は、優勝賞金が1000万円となっています。賞金獲得ランキング上位12人だけに出場権があり、女性レーサーのあこがれの舞台となっています。

女性レーサー7人が獲得賞金額3000万円以上

2013年度の獲得賞金額をみると、女性の中では、平山智加選手が5267万4000円でトップです。男性も含めたランキングでも、堂々の24位です。

また、三浦永理、金田幸子、海野ゆかり選手ら6人が、獲得賞金ランキングで100位以内に入り、3000万円以上を獲得しています。

結婚したり、子どもができても、ボートレーサーをつづけている人がいます。たとえば、「ママドルレーサー」として知られる魚谷香織選手は、夫もボートレーサーで、1児のママです。

やる気と周囲の理解、協力があれば、結婚したり、子どもができても続けることができます。

やまと学校への入学条件も、ほぼ男性と同じ

やまと学校への入学試験でも、男女の別はありません。入学条件も、女性の体重制限が42.0kg〜50.0kgとなっているだけで、それ以外は男性と同じです。

毎年、40名の入学生のうち、女性の入学者は8名程度です。授業や訓練も、ほぼ男性と一緒です。進級試験などの合格基準も同じで、進級試験に合格しなければ、退学しなければなりません。

ボートレーサーになれば、レースで男女対等に戦うのですから、やまと学校での訓練や生活も対等です。

平山智加選手の場合

女性選手で実力ナンバー1の平山智加選手は、香川県丸亀市出身です。高校時代までバスケットボールの選手で、国体やインターハイにも出場していました。

高校3年の時、進路で悩んでいると、競艇(ボートレース)ファンだった父親に勧められたそうです。それからボートレースに注目するようになり、レーサーを目指す決意をしました。

2005年4月、やまと学校に入学して1年間の訓練を受け、ボートレーサーになりました。2006年5月、地元の丸亀競艇場の一般戦でデビューすると、3日後には初勝利をマーク。デビュー1期でB1へ昇格し、レースセンスの高さが注目されました。

2008年、同じボートレーサーの福田雅一選手と結婚しましたが、その後もレーサーを続け、2013年に男女混合のGⅠ近松賞戦(優勝賞金900万円)も制覇しました。

優勝インタビューで夫のことを聞かれ、「いつも支えてもらって感謝の気持ちで一杯です」と声を詰まらせていました。現在では、実力、人気を兼ね備えた看板レーサーの一人になっています。