競艇学校で勉強すること

やまと学校での研修期間は1年間

競艇選手を養成する「やまと学校」は、4月と10月に入学式が行われます。研修期間はそれぞれ1年間で、競艇に関する基礎知識からレースの駆け引きなどの実戦まで勉強します。

やまと学校のカリキュラムは、大きく前期と後期に分かれています。

前期の5ヵ月で競艇やボートに関する基礎を学ぶ

前期は、入学から約5ヵ月間です。

まず、水とボートに慣れるため、教官の操縦でボートに乗ったり、パドルを使ってボートを漕ぐところから始め、モーターボートの運搬、モーターの装着、分解、組み立てなど基礎知識を学びます。

その後、ボートのエンジンを始動させ、操縦します。慣れてくると複数のボートでコースを巡回したり、スタートや待機行動のトレーニングをして、操縦の基礎が叩きこまれます。

モーターやプロペラの調整法も学びます。

学科では、ボートレースに関する基礎知識や仕組み、法律を学びます。それからモーターの基礎知識や理論を学びます。

競艇選手になると、レース開催中は宿舎で共同生活をしますので、テーブルマナー講習も受けます。

また、同期生との親睦をはかるため、バーベキュー大会が行われる他、徳育講話や献血、メディアトレーニングが行われます。

後期になると実戦に近い訓練を行う

前期が終了すると、進級試験が行われます。

操縦、モーター組み立て、筆記、口述の4種目が行われ、1つでも不合格となれば、強制退学になります。後半の訓練に進むことができません。

後半は、より実戦に近い訓練に進みます。

最初は2隻で、互いの位置を変えず、ターン旋回する「マクリ」、互いに交差するように位置を変え、ターン旋回する「差し」を繰り返し訓練し、しだいにボートの数を増やしていきます。

こうして、6隻でレースができるように訓練していきます。

整備では、プロペラの整備を実際に行い、実際にボートに装着して走らせることで、微妙な変化を感じるトレーニングを繰り返します。

卒業試験に合格すると資格検定試験を受けられる

その後、模擬レースが行われ、その成績で、卒業記念レースへの出場者が決定されます。遠足やマラソン大会も、この時期に行われます。

卒業試験が近づくと、プロの競艇選手としてやっていけるかどうか最終チェックが行われます。これに合格すると資格検定試験の最終的な準備をして受験します。

合格すれば、ボートレーサーとしてレースに出場でき、晴れて卒業できます。

卒業試験や資格検定試験に失敗すると、半年間の講習を受けて、再受験することになります。